幼な妻候補生ユリシア・ファランドールです!!輝きセーラーメイド女学院 第1話

ライトノベル

メイド品評会スタート

「ちょっとピルちゃん!ユリシアちゃんにはまだ早いわよ、先生もその点よく分かってるから彼女には何も説明していないんだよ!?」
「はあ~、アンまで何言ってるのよ。」

「アンちゃん、私なんか変なのかな??」
ユリシアちゃんは不安そうにアンちゃんに尋ねました。
「え?あ、ああ~っ!違うのユリシアちゃん。ごめんなさい、ただその・・・そういう衣装はまだ早いって気がするだけで・・・」

「??大丈夫だよアンちゃん。学園はお兄ちゃん先生以外はみんな全員女の子だし、私、お兄ちゃん先生にならちょっとぐらい恥ずかしい格好見られても全然嫌じゃないから・・・。ピルちゃん、じゃあ私着替えてくるね!」
そう言うと彼女は更衣室の中へと入っていきました。

「・・・はあ~」
(先生・・・ミスったよお~。まだしばらくは初心なままのユリシアちゃんでいて貰いたかったのに、ごめんなさい先生)
アンちゃんは先生に心の中で謝ると、ユリシアちゃんの着替えを手伝いに更衣室へと入っていきました。

「さあ、時間よ!メイド達よ、準備はできたか?」
司会役の生徒がステージ上より進行します。
「はーい!みんな準備オッケーでーす!」「あたしたちもできましたー♪」
ステージ横の待機所からは女の子たちの元気な声が返ってきます。

(うう~~っ、やっぱりこの衣装恥ずかしいしドキドキするなあ・・・)どうしよう?お兄ちゃん先生・・・。アンちゃん・・・

初等部&中等部の品評会

メイドたちが続々と待機所から出てきました。まずは初等部&中等部のメイドから品評会の始まりです。
メイド服に身を包んだ彼女達に、観客の女の子たちから黄色い声が飛び交います。

「きゃーー、みんなかわいいい~~」
「かわいい~素敵ー!がんばってねー!」
小さなメイド候補生たちに惜しみない声援が送られています。
その声に押されてちょこちょこ動き回るその愛くるしい姿に、お兄ちゃん先生も思わず目が釘付けになってしまいました。(あああああっ、もう!可愛いなぁああ!!)と心の中で叫びながら悶絶している先生でした。

そこへ社会部のメイド候補生が現れて、初等部&中等部の生徒たちを脇に抱え込んでいきました。
「ちょっと先生、目がいやらしいですわよ、彼女達の教育によくありません!!少しは控えてください!まったくもう・・・。

「ご、ごめん、だってかわいい子がいっぱいいて・・・つい」
「まったく、私たちのご主人様たるものが、そのような態度でどうしますか!」
そう言うと社会部のメイドはそばでハラハラと会話を聞いていたユリシアちゃんを抱き上げました。
(あ~っ!私のユリシアが~~~)と心の中で叫ぶお兄ちゃん先生。

(あら?この子の衣装、高等部にしてはちょっときわどすぎではないかしら。まあ、中等部までとは違って、高等部には本番セックスご奉仕もカリキュラムとして正式に認められていますから構わないのですけど・・・。それにしたって入学早々の子にまで手を付けようとするだなんて、この節操なしの万年発情先生にはホント困ってしまいますわ・・・)

「まあいいですわ。ほらっ!次は高等部の品評会の番ですよ、早く行って用意なさい!」とユリシアに声をかけて、会場奥へと引っ込んでいきました。
(ふう~、何もみんなの前であんな大声で𠮟責しなくても・・・。あの社会部の子、誰だったかなあ、名前が思い出せないよ・・・)

そうこう思案していると、ユリシアがお兄ちゃん先生の傍にいつの間にか近づいてきました。
「お兄ちゃん先生大丈夫?なんだか怒られていたみたいだけど・・・」

「ははははっ、どうってことないよ、いつものことだから・・・。生徒に対するメイド愛がちょっと暴発しそうになっただけだよ♪」

「うん?そうなんだ!良かった!!・・・じゃあはい!お兄ちゃん先生♪私達もこれから品評会に参加するね!」
「うん、がんばってね!」