18禁アニメレーベル(ブランド・メーカー)ごとにその大まかな特徴や代表的な作品等について簡単にまとめています。基本的には、今現在もアニメの制作を行っている現役メーカーさんを中心にピックアップしています。
18禁アニメという呼び方以外に、エロアニメやアダルトアニメといった単語もごちゃ混ぜで扱っていますが、成人向けアニメは年代によって様々な呼び方がされてきたので、今回は特に区別しないで思いつくまま書いてみました(ちなみに黎明期の頃は美少女アニメ=成人向けという意味合いでした)。
PoROre(ポロリ)
a1c(エイ・ワン・シー)が手掛ける複数のアダルトアニメレーベル(鈴木みら乃、魔人、2匹目のどぜう、PoRO、Collaboration Worksなど)の総称。
情け容赦のないガチな凌辱物なら魔人のeuphoria(ユーフォリア)や黒獣、鈴木みら乃の学園2や淫妖蟲、RIN×SEN、Ran→Semなどが鉄板です。反対に明るくてエロエロな作品ならCollaboration Worksの真希ちゃんとなう。や、えろげー!、片田舎に嫁いできたロシア娘とHしまくるお話等が一押しです。
加えて、PoROの鬼父&鬼父2シリーズやJKとエロコンビニ店長、おいでよ!私立ヤリまxり学園など、萌えと凌辱が適度なバランスで上手くミックスされている作品も数多くラインナップされていて、総合ブランドとして様々なジャンルが満遍なく揃っている点が大きな特徴となっています。
外見的にも、キャラクターの質感がいわゆるアニメ塗りと呼ばれるコントラストのはっきりとしたデザインで統一されている点も、エロアニメファンにとっては嬉しいポイントのひとつだったりします。
ピンクパイナップル
言わずと知れたアダルトアニメ界の超有名ブランド。私にとってピンクパイナップルさんと言えば、まだまだ触手アニメが全盛だった頃に、あえて普通の男女のセックス描写を売りにした作品を押し出してきたメーカーと言う印象が強いのですが、そこからの躍進は実に目覚ましいものがありました。
当時、急速に普及し始めたパソコンと美少女ゲームの流れに乗るかのように、ゲームを原作とした18禁アニメを次々と制作することで、あっと言う間に業界を代表するメーカーとなったピンクパイナップル。
私も、エルフ原作のおやぢシリーズ(遺作・臭作・鬼作)やビ・ヨンド、恋姫シリーズに、アリスソフト原作の妻みぐいや超昂天使エスカレイヤー、ぱんだはうす原作の新体操(仮)、アトリエかぐや原作のばくあねや姉汁シリーズ、アイル原作の脅迫シリーズ等々、例を挙げればキリがないくらい色々とお世話になり続けているメーカーさんでもあります。
milky(ミルキーズピクチャーズ)
ピンクパイナップルと肩を並べる超有名ブランドのミルキー。ジャンルの多様性に加えて、演出やキャラクターの造形に至るまで、多種多様なアダルトアニメがラインナップされています。
凌辱系なら学園催眠隷奴や放課後~濡れた制服~、姫騎士アンジェリカなどが個人的には一押しで、ラブエロ系ならリゾートBOINやSweet Home、マヨヒガのお姉さんなどが明るいエッチ満載でおすすめです。
ちなみに、2000年代初頭に数多くの18禁アニメを世に送り出したグリーンバニーも、今ではミルキー傘下のレーベルのひとつとなっています。
今は亡き美少女ゲームの老舗ブランド「エルフ」が制作した3DダンジョンRPG・WORDS WORTH(ワーズ・ワース)のアニメ化や、触手アニメとして一世を風靡した淫獣学園シリーズの復活篇制作、そして今となっては倫理的にあり得ない爆弾テロリストが主人公の拷問ゲーム「学園ソドム」のアニメ化など、どれも一度は観ておきたい名作がグリーンバニーには揃っています。
さらに、エロアニメレーベルとして名を馳せたバニラも、今ではミルキーブランドの一部です。ミルキーは、どちらかというと低予算で当たり外れの多いメーカーと言った印象を自分は昔から持っていますが、そんな中で個人的には、めいkingや聖贄(いけにえ)、エンドレスセレナーデ、閉鎖病棟、懲らしめなどは一見の価値ありの作品だと思っています。
メディアバンク
WHITE BEARやGOLD BEAR、Queen Beeといった各種ブランドの総称で、ニッチな性癖に特化したエロアニメが幾つも揃っている点が特徴です。ふたなり物なら新生ふたなりアイドルでかたま系!やふた部!、DISCODE 異常性愛、薬物セックスなら輪姦媚薬中毒といった具合に、どれも普通とは異なるアブノーマルな世界をたっぷりと堪能できます。
ルネピクチャーズ
美少女ゲームブランド・ルネソフトのアダルトアニメ部門の総称。このルネピクチャーズの中には幾つかのレーベルが内包されていますが、その中で近年最も勢いのあるのは「ばにぃうぉ~か~」だと思います。
どの作品も基本的に肉感的でスケベな女の子と夢中になってセックスしまくるといった内容で、急にムラムラしたときはこのレーベルを選んでおけばまず間違いはありません。
メリー・ジェーン
女子校生の腰つきシリーズや都市伝説シリーズ、小女ラムネに少女教育、いいなり!催眠彼女など、ストーリー性のある完成度の高いエロアニメが多く揃っています。
Pixy(ピクシー)/ ZIZ(ジズ)
両方とも、美少女ゲームブランド・リリスが発売した作品をエロアニメ化している専門レーベル。リリスと言えば基本的にハードコア&鬼畜凌辱系なので、それらに特化したアニメが観たいときには、このリリスを選べばとりあえず間違いはないと断言できるほどラインナップはとても充実しています。
りんかん倶楽部、姫騎士リリア、宇宙海賊サラ、Tentacle and Witches、対魔忍アサギ、対魔忍ユキカゼ、奴隷メイドプリンセス等々、ちょっと考えただけでも次々とタイトルが頭の中に思い浮かんできちゃいます。
ちちのや
ブランド名からして丸分かりですが、おっぱいに特化したエロアニメレーベルです。作品数は多くありませんが、その中の「一緒にHしよっ」シリーズと「別にアンタの為に大きくなったんじゃないんだからねっ!!」は、エロアニメとしては珍しい1人称視点で描かれている作品で、発売当時は結構話題にもなりました。
ちなみに私はその中で、一緒にHしよっの辻すずらん編と宮沢明菜編が大好きです。「別にアンタの為に大きくなったんじゃないんだからねっ!!」のヒロイン・薫ちゃんも、当時は演技が下手すぎという声が多く聞かれましたが、私は全然そんなふうには感じませんでした。むしろ素人っぽくて、これはこれで凄く可愛くてお勧めですよ。
ディスカバリー
夜勤病棟シリーズを筆頭に、殻の中の小鳥や清純看護学院、ブラッドロイヤル、月下美人など、女の子の内面描写にこだわったエロい作風のアダルトアニメを数多く輩出しているメーカーさん。
個人的にもお気に入りのメーカーのひとつですが、いまだに夜勤病棟・参が未完のまま放置されてしまっている点だけは、ファンとしてどうにも合点がいかないというか、本当にどうにかならないものでしょうか。
37℃
小規模なレーベルで、もう長いこと新しい作品も手掛けていませんが、むらかみてるあき氏によって新たな味付けがされた夜勤病棟ヒロインシリーズ(七瀬恋・風間愛・八神優)は全てここのメーカーさんによるものです。スカトロアニメの金字塔として名高い夜勤病棟シリーズは、私にとって欠かすことの出来ない作品なので、ここに明記しておきたいと思います。
surviveMORE
モーションアニメと呼ばれる技法を使ってCG静止画に動きを与えた作品を専門に手掛けるメーカー。ベースとなるCG集から直接動画を生成するため、静止画と動画との間にデザイン的な齟齬が生じないところと価格が安い点が最大のメリットとなっています。
反面、通常のアニメ作品と比べると動きの幅が狭くて単調なため、個人的にはその点がずっといまいちだと思っていましたが、最近気になるタイトルを試しに購入してみたところ、以前とは明らかに違うレベルの高さに正直ビックリしてしまいました。サンプル動画でモーションレベルも容易に確認できるため、今後は気になる作品は積極的に見ていきたいと思います。