好きになった相手に対して、もの凄い執着心で迫りまくる看護婦の八神優ちゃん。その剥き出しの感情・性欲は、まさに止まるところを知らないといったほどの限度の無さで、あまりの狂乱振りに観ていてゾッととさせられる部分が幾つもあったくらいです。
人間同士の普通のセックス描写で、ここまでインパクトのあるシーンを描き出すなんて、「むらかみアニメ恐るべし・・・」と、しみじみそう感じ入ってしまいました。
八神優ちゃんといえば、エロゲー・夜勤病棟・参のメインヒロインとして既にお馴染みの子ですが、本作に登場している彼女は、原作の優ちゃんとは全くの別人格として描かれています。
あれだけしっかり者で情に厚かった彼女が、まるで幼い子供のように欲望のまま行動し、破滅的な道をどんどんたどっていくなんて・・・。
完全にイッちゃっている目付き・顔付きで、貪るように肉棒を食らい続けるその姿を初めて見たときは、さすがにドン引きしてしまったくらい、本当に衝撃的な変わり様でした・・・。
ところが今回、遂にリリースされた無修正版を改めて観てみたことで、彼女に対する認識が大きく変わったといいますか、そもそもあんな危険な性格の子になっちゃったのは、全部周りの人達のせいだったんだという事に、今更ながらやっと気が付いて、そうなると、とたんに彼女の事が愛しく感じられるようになってきたのです。
今まで人間扱いされてこなかった彼女は、とにかく自分の事をおもいっきり愛してくれる人が欲しかっただけなのです。猟奇的な愛情表現とでも言えるような、そんな鬼気迫る性欲・独占欲を相手にぶつけていったのは、それだけ強く自分の事も深く愛して欲しいといった、彼女の気持ちの裏返しに他なりません。だからこそ、「この人なら・・・」と思い込んだら、自分の全てを相手に注ぎ込もうと躍起になるのです。
今では、あの「ひょっとこ」みたいなフェラ顔も、精神錯乱状態で肉棒をハメまくる姿も、全て愛すべきものとして捉えることが出来るようになりました。
優ちゃんの狂った姿をみていると、なんだか見ているこっちまで頭の中がヒートアップしてきちゃって、もう最高にハイな気分になれるのです。
えもいわれぬ快感を何度も味わわせてくれるこの「アニメ 八神優」という作品は、私の中では既に、即ヌキ用の必須アイテムとしてなくてはならない存在となっています。これからも末永くお世話になり続けたい、お気に入りの無修正18禁アニメです。(波城)