マッスル渚と呼ばないでっ!(セーラーメイド女学院 第7話)

ライトノベル

私はセーラーメイド女学院OGの「水無瀬 渚」と申します。
学年首席でセーラーメイド女学院に入学したものの、高等部1年生の夏に病気を患って長期入院したせいで何年も留年してしまいました。幸いその後は、身体を一生懸命鍛えることで病気も完治して無事卒業できましたが、そのせいで本校のウリ?であるエッチな性技指導は一度も受ける機会に恵まれませんでした‥‥‥。

だからというか、人前でエッチな話をするのがとにかく苦手で、OG会でも「渚ちゃんはエッチが大嫌いな子」としてすっかり定着してしまい、いつの間にか「マッスル渚」という変なあだ名まで付けられてしまって‥‥‥。

「はぁ……マッスル渚かぁ」

「渚ちゃん、ため息なんてついてどうしたの? 」
後ろから声をかけられて振り向くと、そこにはOG会の副会長を務めるマーガレット先輩がニコニコしながら立っていました。

「マーガレット先輩……いえ、ちょっと自分のあだ名を思い出して……」
「あははっ! マッスル渚ちゃんね。懐かしいなぁ~♪」
そう言って先輩はケラケラと笑い出します。

「もう、笑い事じゃないですよ……私、本当にこの名前で呼ばれるのが嫌で嫌で……」
私がそう言うとマーガレット先輩は優しく微笑んでくれた。
「ふふっ。ごめんなさいね?でも私は好きよ?『マッスル渚』って響きが可愛いくて良いと思うし」
「そうですかねぇ……?」
「そうよ?それに、私は渚ちゃんの事大好きだし」
そう言ってマーガレット先輩は私の腕に抱きついてきた。
「ちょ!?先輩!?」
「ふふっ♪良いじゃない♪」
「もう……」
相変わらず強引な人だと思いながらも、不思議と嫌な感じはしなかった。
「それで、何か私にご用でしょうか?」

「うんそうなの♪実はね、渚ちゃんに学院の体育教師になって貰いたいって連絡が入ってきてね、それで確認に来たのよ」
「私が体育教師ですか!?無理ですよ!私、運動音痴ですし!」
私は慌てて否定するが、マーガレット先輩はニコニコしながら続けた。
「大丈夫よ。渚ちゃんならきっと出来るわ♪それにその割れた腹筋は体育教師にはもってこいの証じゃない♪」
「うぅ……でも……」
「それにねっ。渚ちゃんに来て欲しいって言ってるのは、あのゴマちゃん先生なんだっ!渚ちゃんゴマちゃん先生のこと好きだったでしょう?だからこれは凄くいい話だと思ったの♪」

「ゴマちゃん先生って……あの、お兄ちゃん先生の事ですか!?」
「そうそう♪渚ちゃん、ずっと会いたがっていたじゃない?だからこの機会に良いかなって思ったの♪」
「でも私なんかじゃ……」
私がそう言うとマーガレット先輩は少し寂しそうな表情をした。

「そっかぁ……残念だなぁ……。ゴマちゃん先生は渚ちゃんが来てくれたら喜ぶと思うんだけどなぁ」
私はその言葉で心が揺らいだ。大好きなお兄ちゃん先生に会えるチャンスを逃したくないと思ったからだ。

「ゴマちゃん先生はね?ずっと貴女の事を気にかけていたのよ?」
「えっ?」
「渚ちゃんが病気で長期入院していた時にね、ゴマちゃん先生ったら何度も貴女のために色々なことをしてあげていたみたいなの。だから先生も渚ちゃんに会いたいんじゃないかな?」

「私の……ために……」

その言葉を聞いた瞬間、嬉しさと驚きが同時に込み上げてきて言葉が出てこなかった。まさかお兄ちゃん先生がそんなに心配してくれていたなんて想像もしてなかったから……。

「ふふっ♪ねえどうする?引き受けてみる?」
私はしばらく考え込んだあと、マーガレット先輩の方を向いて答えた。
「はい!行きます!私、ゴマちゃん先生に久しぶりに会ってみたいと思います!」
すると、マーガレット先輩はニコニコしながら頷いてくれた。
「わかったわ!それじゃぁ早速連絡してみるから、近いうちに赴任することになると思うわよ♪頑張ってねっ」
マーガレット先輩はそう言うと、踵を返して去って行った。

私は心の中でもう一度先生に感謝した。先生は私の為に色々としてくれていたんだ……嬉しい……!先生……ありがとう……! 数日後、私はセーラーメイド女学院の体育教師として赴任することになった。

マッスル渚と呼ばれて‥‥‥

制服を着るとそこには懐かしい高等部の夏服があって、それに身を包んだ瞬間思わず涙が出そうになるくらい嬉しくて堪らなかった。そしてついにその時は来た。ゴマちゃん先生が門まで迎えに来てくれていたのだ。

ゴマちゃん先生は私のことを覚えているようで、会った瞬間、満面の笑顔で私にこう話しかけてくれました。

「久しぶりだね渚さん!今回は引き受けてくれて本当にありがとう!元気そうで何よりだよ!」
久しぶりに見るゴマちゃん先生は記憶の中にある先生と全然変わっていませんでした。

優しい目と困ったような笑顔はそのままだったし、病気のせいでまだ痩せっぽちな私と違ってゴマちゃん先生は中肉中背で相変わらず眼鏡も似合っていて本当にカッコいい‥‥‥。ううっ、恥ずかしくて直視できないっ!!??

「あっ、あの先生!お久しぶりですっ!この度はお声をかけてくださり本当にありがとうございました。相変わらず痩せっぽちで運動も苦手な私が学院のお役に立てるかどうか分かりませんが、先生のご期待に応えられるよう精一杯頑張りますので、これからよろしくお願いしますっ!!」

「はははっ、そんなに畏まることは無いよ♪こちらこそこれからよろしくね!それにしてもすっかりお姉さんになってますます美人になったなあ。先生びっくりしちゃったよ」

「そ、そんな美人だなんて‥‥‥(は、恥ずかしいっ!!!)」

「そして渚と言ったらやっぱりその腹筋だよねっ!!相変わらず見事なシックスパックで本当に良かった良かったっ!女の子は健康的なのがなによりだからね♪おかえりなさいっマッスル渚♡」

(えっ?マッスル渚って‥‥‥先生も私のことまだそう呼ぶんだ‥‥‥。そうなんだ‥‥‥。)

「ん?渚どうしたの?急に元気なくなっちゃったみたいだけど‥‥‥、どこか具合でも悪いのか?少しでも変な感じがしたらすぐに私に言ってくれて構わないからな。しばらくは私のそばで副担任として働いてもらうことになるから、遠慮せずに何でも言ってくれていいから?」

「‥‥‥はい、ありがとうございます。でも大丈夫ですので、それよりも先生、私のことはもう良いですから早くお仕事に戻ってください」

「あ、ああっ、そうだな、渚はこの学院のOGだもんな。説明されなくても良く分かってるよね。ごめんごめん、ついつい余計なお世話しちゃうところだったよ。じゃあ、またあとで今後のことについて詳しく話するから、とりあえず職員室に行って挨拶しといてくれるかな」

「はい、分かりました。失礼します‥‥‥。」
こうして私は今日からセーラーメイド女学院で体育教師として働くことになった。せっかく大好きなゴマちゃん先生に再会できたのに、まさか先生にまで「マッスル渚」と言われてしまうなんてショックすぎて立ち直れない‥‥‥。ひどいよ先生。せっかく久しぶりに会えたのに……。
私は心の中で不満を募らせながらも、仕方なく職員室に向かうことにした。

職員室に入るとそこには懐かしい顔ぶれが揃っていた。マーガレット先輩や昔お世話になった先生方、そして同級生や後輩だった子達などなど、みんな私を見ると嬉しそうに手を振ってくれたり声をかけてくれたりした。私も嬉しくなってつい笑顔になる。

「渚ちゃん!よく来てくれたわねっ!!これからよろしくね!!」
「わあっ!渚先輩じゃないですか!?お久しぶりですーっ!」
「お元気でしたか~っ!」

みんな私のことを覚えてくれていたみたいで、すごく歓迎してくれて嬉しかった。私は懐かしい顔ぶれに会えて本当に幸せな気持ちになった。
(これから頑張るぞ!)

お兄ちゃん先生の授業が見たくて、私は職員室を出て校内をあちこちと歩き回った。すると、ちょうど廊下の突き当りにお兄ちゃん先生の姿を見つけた。どうやらマーガレット先輩と話し込んでいる様子で、私は気になって思わず聞き耳を立ててしまった。すると驚くべき会話が聞こえてきたのだ!

「ねぇゴマちゃん先生、やっぱりお願いできないかなあ?」
「そう言われてもなあ……僕が顧問になるのはもちろん構わないけど、着任早々の渚先生にそんなことお願いするのはちょっと気が引けるというか……」

「そんなこと心配しなくても大丈夫っ♪だって渚ちゃんはゴマちゃん先生のこと、昔からずっと好きだったんだもの。先生がお願いしたら大喜びして引き受けて下さるに決まってるわっ!」

「う、うそでしょ!そんな事??渚先生が僕のことを好きだったなんてとても信じられない……。どう見ても頼りない私を仕方なく助けてくれてただけだと思うんだけど……」

「ふふっ♪そうかなあ?先生は気づいてないかも知れないけど、女の子の気持ちはとても単純なの。つまりね、 好きな男子のために何かしてあげたいって、ただそれだけなんだよ!?ねっ!そうでしょ渚ちゃんっ♪」

(えっ!?)私は驚きのあまりつい大きな声を上げてしまった。
「えっ?いつからそこにいたの渚先生。」
「ご、ごめんなさいっ……あの、立ち聞きするつもりはなかったんですけど……その……」
「まあまあゴマちゃん先生っ♪せっかくのチャンスだし、ここはやっぱり覚悟を決めて渚ちゃんの気持ちを聞いてみましょうよ♪」

「えっ?そんな、恥ずかしくてできないよマーガレット先輩……。それに年齢だって全然違うし……。」
「そんなこと気にしてるの~?だったら尚更オッケーよ!私たちで後押ししてあげるからだいじょう~ぶ♡♡♡♡ね、渚ちゃん♡」

「はい……はい、わ、わかりましたっ……!せ、先生!!あ、あのっ!!」
「な、なにっ?渚先生??」

「私!ずっと前から先生のことお慕いしておりましたっ!先生のお力になれるなら、私なんだって全力でお手伝いさせていただきますっ!!ふつつか者ですが、よ、よろしくお願いします!!」そう言って私は頭を下げて告白した。

「えええーーっ!!そんないきなり言われても、どう応えればいいか……あ、マーガレット先輩!!そもそも僕の意思は無視ですかっ!?えええーっ」
「は?女の子にあそこまで言わせたんだから事はもう決したも同然ですよ。ゴマちゃん先生♪観念してくださいね?さあ渚ちゃんも顔を上げて、ね?」

私はマーガレット先輩に背中をポンと押されて前に進み出た。そしてお兄ちゃん先生の前に立つ。
「あっ……あの、先生っ、そのぉ……」もじもじと俯いてしまった。恥ずかしくて顔が見られない……
「わ、わかった……。そこまで言われたら仕方ないな。ていうか僕もすっかり立派になって戻ってきてくれた渚先生を見て、正直ドキドキしちゃったんだよね。あまりにも美人で綺麗になりすぎちゃって、これからどう声をかけていけばいいのか分からなくなっちゃってたから、渚先生にそう言ってもらえて凄く嬉しいよ」

「ほんとですかっ!?ほんとに先生の彼女になっても良いんですかっ!?」

「えっ?彼女ってそこまでは言ってうあゴニョニョぐふう~」
(ちょ、ちょっとマーガレット先生!?急に何をっつ??)
(ゴマちゃん先生ったら渚ちゃんに恥をかかせる気なの?そんなことしたら「あの件バラしちゃうんだから♪」)

(ふぉんなっ!!ってんんんっ??!!)

「……ぷはぁ~っ!!ああ、もちろんだよ。元教え子の先生に手を出すなんて非常識だが、渚先生に魅力があって可愛いのがいけないんだよ?」
「あ、ありがとうございます。私すごく嬉しいです……」
「ほら!そしたら話は決まったでしょう?さあゴマちゃん先生、あとはよろしくお願いしますね」
そう言ってマーガレット先輩達は私達を置いてさっさと立ち去ってしまった。取り残された私達は照れくさくてお互いに顔を見れないでいた……。

こうして唐突にはじまった私の「恋のアタック大作戦」……。
私の前で恥ずかしそうに目を逸らしている憧れの人からの言葉は、私にとって夢みたいな話だった。これはきっと現実ではないのかもしれない!でも夢でもなんでも構わないっ!!先生の彼女として、「マッスル渚」として精一杯頑張るんだからっ! そう決意を新たにする渚ちゃんなのでした。

スタンディングスプリット

「お、お兄ちゃん先生、これってどういう意味があるのでしょうか…‥‥」
次の日、お兄ちゃん先生に呼ばれた私は、いきなりスタンディングスプリットをしてみせてと言われてしまった。

「う、うん、渚先生ごめんな。実は先生にお願いしたいことっていうのは、今期から新たに選択科目に組み込まれたフィットネス教室のインストラクターなんだよね。渚先生、昔からマッスル渚って呼ばれるの、本当は嫌がってたの知ってたから、こんな肉体美を晒すような役目をお願いするのは気が引けてたんだけど……」

「か、構いません……。教え子である私がこんな貧弱なスタイルしてるのって、実は凄く情けないことだってずっと思ってましたし……。私もいつも人前でドキドキさせられたりして、正直恥ずかしいと思っていたので、この機会にそれも断ち切ろうと思うんです!」
「ほんとに!?いやあ~、それを聞いて僕もひと安心したよ。まあでも渚先生みたいな綺麗な人がフィットネスのインストラクターなんてやったら、きっと生徒たちが大挙として押し寄せてくるだろうな。あははは……」
「そ、そんな!からかわないでくださいっ……。えっと、それで、具体的にはどうすればいいのでしょうか?」
「あ、ごめんごめん。とりあえずそれじゃあ向こうの旧校舎へ行こうか……」
「はい……」

今は使われていないその部屋には黒くて長いポールが天井まで伸びていて、その横には全身を映し出せるほどの全身が映る鏡が置いてあった。
「うん、実はフィットネスの知識なんて僕はほとんど無くてね。だから顧問に指名されてホトホト困っていたんだけど、渚先生がインストラクター快諾してくれて、僕も何かお役に立たなくちゃと思って色々調べてみたんだ」
「そうしたらこのポーズの写真に目が釘付けになっちゃって。こんな姿勢できる人がいるなんて正直信じられないんだけど、もし渚先生ができるならぜひ見てみたいなぁ~、なんて全くケシカラン同僚だよね僕って……」

「そ、そんなことありませんっ!!でも私の身体なんてゴツゴしてるだけで、お兄ちゃん先生に見てもらうのすっごく恥ずかしいです……」
「うん??僕は渚先生の引き締まった身体、すごく綺麗でいいと昔から思ってるよ?
お兄ちゃん先生の意外な言葉にドキッとする私……
私の事をそんな風に思ってくれてたんだ。嬉しいっ!!……よし、凄く恥ずかしいけど私頑張るっ!!そう気合を入れてスタンディングスプリットを先生の目の前でやってのける渚先生。

 

「うわぁっ!!本当に凄いよっ渚先生っ!!すごい!すごいっ!!」お兄ちゃん先生が大はしゃぎでカメラを私に向けてくる。「渚先生っ!次っ、次はこれを着てっ!♪」

私は言われるがまま、大好きなお兄ちゃん先生の前で次々と着替えてポーズを取り続けた。(ああ……お兄ちゃん先生が見てる!私のみっともないポーズをいっぱい撮られてるっ!恥ずかしいよぅっ)

私は自分の肉体の限界を感じながら必死に股関節を意識し続ける。すると次第に痛みと苦しさが快楽に変わり始めてしまう。そして遂にその瞬間が訪れた……
「んん、ん~~~…………きゃっ!」
ビクッビクッビクッッ ゾクゾクゾクッ 背筋に感じたことのない快感が走る。私の股間から何かが吹き出す! ジョボボーーッ……
私は立ったまま絶頂を迎えてしまった……。

「いやああああああっ!見ないで下さああいいっっつ!!」
プシーッ♡ジョボボーーー ガクガクと痙攣するように座り込む渚先生。ジョババッシャーツ
「え、ちょ、渚先生っ!?だ、大丈夫かい?」

その光景から僕は目を離すことができなかった。僕の目の前には信じがたい光景が繰り広げられていた。
「ス……スゴイ……」
「ゴクリ……」

私は突然の恥態に耐えきれなくなってしまった。きっと今の私の顔、涙と鼻水で大変なことになっているに違いない……。もうダメ……、恥ずかしすぎて動けないっ……「……えくっ、..あううぅう~ぐすっ」

「ご、ごめんね渚先生っ!!いきなり無理なことお願いしちゃって辛かったよね、大丈夫!?」「……っ、う、ううっ、うわああああんっ~っ!!」
渚ちゃんは無言のまま中庭のほうに走って行ってしまいました。

渚先生の告白

「待ってよ渚先生~~!!ゴメンよぉ~~、何でも言うこと聞くからゆるしてくれよ~っ!」
そう言って追いかける僕。ようやく追いついた僕は渚ちゃんの肩をがっしり掴んで詫びを入れます。

「本当に悪かったって!ごめんよぉ~」
「先生……ぐすん……」
「どうしたら許してもらえるかな??なんでもするからさっ、お願いだから機嫌直してよっ!?ねっ!この通りっ!!」
「ううっ、本当に何でもしてくれるんですか?……」
「うんうんっ!男に二言はないよ!!」

「じゃあ……(ゴニョゴニョ)……したい、です……」
「えっ?う、うんわかった約束する!(何だろ、よく聞き取れなかったなあ~)」

その後、なんとか機嫌を直してくれた渚先生の着替えを手伝って、ふたたび中庭に戻ってきた2人。

「……お兄ちゃん先生、わたしのこと軽蔑してますよね?人前であんな粗相しちゃうようなバカな女だって……。」
「え?そんなワケないよ!むしろ渚先生の失禁、潮噴き、お漏らし、どれも最高だったよ!僕、渚先生のこともっと好きになっちゃったし!!」

「なっ!?ななななに言い出すんですかいきなりっ!も、もぅ~……最悪ですっ!先生はどうしていっつもこう……」
「まあまあ、そんなに気にすることないよ。でもまあ僕としては、あの美しい渚先生がまさかあんな変態さんだったなんてちょっとショックかな?」
「へ、へんたいなんかじゃないですっ!!そ、それにこれは先生のせいですからね?だっ……だから……。責任を取って……ゴホッ、ゴホッ!!……」

「だ、大丈夫?渚先生。大きな声出したせいだよきっと……はい!これ飲んで落ち着いて?」
そう言って僕は自販機で買ってきたお茶を渡した。

「あの……お兄ちゃん先生?私、もう怒ってないですから……。だからその、さっきの約束、忘れないでくださいね?
「あ、ああ、うん。わかってるよ。でも渚先生こそ本当に大丈夫なの?」

「はい……大丈夫です。あの……その……私、先生のことが……」
「……え?なに?ごめん聞こえなかった、もう一回言ってくれる?」

「な!なんでもないですっ!!もうっ!先生ったら!!」
「え??なにっなに??」
「ほんと鈍いんですね?先生って……。まあ、そんな所も好きなんですけれど……」
「あ、あの、渚先生?それってどういう……」
「な・い・しょ♡ですっ!」そう言って渚先生は僕の頬にキスをした。
「え!?えええっ!?」
「ふふっ、先生ったら顔真っ赤っかですよ?」
「だっていきなりキスなんてするから……」
「もうっ、先生ってば可愛いんだからっ!でもこれで許してあげます。私って本当に優しい女ですねっ♪」

そう言って渚先生はおかしそうに笑った。その顔は幼い少女のようで……なんだかとても可愛いかった……。僕はドキッとした心を悟られないよう渚先生から目を逸らした。
「ねえ?お兄ちゃん先生。……わ、私、先生にもフィットネス教えてあげたいな……♡」
「へっ?」
そう言って渚先生はユニフォーム姿のまま、僕の腕のインナーマッスルに取り組み始める。彼女の上気して火照ったカラダから、艶めかしい女性ホルモンのニオイが立ち昇る。そして彼女が密着してくる度にその柔らかな胸の果実が僕の胸に押し当てられムニュっと潰れた感触が伝わる……そして汗だくの彼女の肉体からは芳ばしいメスフェロモンの芳香を放出するのだった…………

こうして僕はこの日から、可愛い教え子兼美少女フィットネスインストラクター渚ちゃんとプライベートレッスンを受けることになってしまったのです……
ああ……僕もう、体力・集中力共に限界だよ~……。

つづくっ♪ ——