幼な妻候補生ユリシア・ファランドールです!!輝きセーラーメイド女学院 第1話

ライトノベル

輝きセーラーメイド女学院。幼稚部から社会部まで様々な年代層の女の子が、一流のメイドさん目指して全国から集まってくる、知る人ぞ知る名門校です。
その名門校に本日から通うことになったユリシアちゃん。憧れのお兄ちゃん先生の傍にいたい一心で学園高等部に編入学してきた可愛い女の子です。

早速、本校の特徴であるセーラースクール水着に着替えて、中庭にいる大好きなお兄ちゃん先生に披露します。

「えへへ、お、お兄ちゃん・・・どうかな?似合ってるかな?」
ユリシアちゃんは、顔を少し赤らめながら恥ずかしそうにその場で一回転。スカートの裾がふわりと広がります。
「うん、凄く似合ってるよ」
お兄ちゃん先生は微笑みながらそう言いました。そして、ユリシアちゃんの耳元で囁くように・・・。
「でも・・・そんなに短いスカートだと中が見えちゃうよ?」
「・・・!?」
一瞬で顔が真っ赤になるユリシアちゃん。恥ずかしそうにスカートの裾を手で押さえて、
「で、でも・・・それが校則だから・・・」
「そうだね、校則だもんね」
「う・・・うん・・・」
ユリシアちゃんは恥ずかしそうに俯いてしまいました。
そんな様子が可愛くて可愛くて仕方のないお兄ちゃん先生は、さらに彼女に囁きかけます。
「それにしてもユリシアのおっぱいは本当に大きいね、制服がパッツンパッツンになってるよ♪」
そう言ってお兄ちゃん先生は、ユリシアちゃんの大きな胸を制服の上から触ります。
「ひゃあんっ!?」
いきなりのことにびっくりして、思わず飛び上がってしまうユリシアちゃん。
「おおっ!いい反応だね♪」
楽しそうなお兄ちゃん先生とは対照的に、顔を真っ赤にしたまま何も言えなくなってしまうユリシアちゃんでした。
そんなユリシアちゃんの手を優しく握ると、お兄ちゃん先生は学園の奥へと歩いていきました。その先には立派な校舎がそびえ立っています。そして、その校舎に囲まれるように大きな庭園が中央に広がっていました。

メイド女学院の校訓

輝きセーラーメイド女学院の校訓、それは「愛と初々しさに満ち溢れたご奉仕」です。そのため、校内には至る所にセーラースクール水着を纏ったメイドさんの銅像や絵画が飾られており、女の子は毎朝登校するとまず制服からセーラーメイド服へと着替えます。

「ユリシアがこの学校で頑張って、将来素敵なセーラーメイドになれるように僕も精いっぱい頑張るからね。素敵なご主人様に出会えるといいね。」
「・・・う、うん、・・・でも私のご主人様はお兄ちゃん先生だけってもう決めて・・・・・・なんだもん・・・」
「え?何?何て言ったの?良く聞こえなかった」
「あ、う、ううん!な、何でもないのっ!」
ユリシアちゃんは慌てて誤魔化すと、話題を変えるために大き目の声で言いました。
「お兄ちゃん先生っ!これから私がメイドさんになるための特訓をしてくれるんでしょ!?」
「ああ、そうだね。でもまずは学園のみんなにユリシアを紹介しなくちゃだね。」
そう言って2人は中庭へと入っていきます。そこにはすでにたくさんのセーラーメイド候補生が集まっていました。

「あっ、先生が見えられましてよ。皆さん中央にお集まりください」
そうみんなに声をかけているのは生徒会役員の一人、『ラムリア』ちゃん。通称、ラムちゃんです。

「さ、ユリシアもここにおいで」
お兄ちゃん先生はユリシアちゃんを横に並ばせると、全員の前に立ちました。そして挨拶を始めます。

「皆さんおはようございます、今日から輝きセーラーメイド女学院に入学することになったユリシア・ファランドールさんです。彼女は今日から4年半ここで過ごすことになりますのでよろしくお願いします」
そう言うとお兄ちゃん先生は横に並んだ、輝くような瑞々しい美少女に目配せして言いました。
「さ、ユリシアも挨拶を」
「は、はい!私の名前はユリシア・ファランドールです。皆さんよろしくお願いします」
そう言ってペコリと頭を下げた瞬間、その大きな胸が大きく弾みます。その様子を見て、全員の視線が胸に集中しました。
(う~~、恥ずかしいよう・・・。お兄ちゃああん・・・。)ユリシアちゃんは顔を真っ赤にしながら、助けを求めるようにお兄ちゃん先生に熱い視線を投げかけます。

そんなユリシアちゃんに優しく微笑むと、
「みんなも今日から一緒に学ぶ仲間です。仲良くしてあげて下さいね」
そう言って挨拶を締めくくりました。

「では早速ですが、本日は今からここでメイド品評会を始めたいと思います。各自いつも通り準備してください」
そう言うとお兄ちゃん先生はユリシアちゃんを連れて中庭を出て行こうとします。
「え、えっ??お兄ちゃんメイド品評会って何するの、私も参加するの?」
「もちろんだよ、ユリシアのためにみんな張り切ってくれているんだから」
「だ、だって私まだメイドのお仕事全然わからないよ・・・」
不安そうな表情を浮かべるユリシアちゃんに優しく微笑みかけると、お兄ちゃん先生は言いました。
「大丈夫、ユリシアはただ可愛い衣装を着てメイドさんらしいポーズをしていればそれでいいから。それに今日からユリシアは僕のメイドさんなんだから言うこと聞いてね♪」
その言葉に顔を真っ赤にしながらもコクンと頷く可愛い幼な妻でした。