幼な妻候補生ユリシア・ファランドールです!!輝きセーラーメイド女学院 第1話

ライトノベル

高等部の品評会

目の前に現れた中等部の女の子のメイド服姿に、思わず顔が緩んでしまいます。
(うわ~っ!みんなかわいいなあ・・・)と心の中で悶えるお兄ちゃん先生。

(わあ、どどどどどうしよう、お兄ちゃん先生が私たちの事食い入るように見つめている!この格好変じゃないかな)
と内心ドキドキしながらも、先生に可愛いと思われたい気持ちでいっぱいのユリシアちゃん。
会場に「カシャカシャ!」というカメラの音が響き渡ります。
(へえ~、こうして撮影するとけっこう綺麗に撮れるもんだなあ)お兄ちゃん先生は感心しながらメイドたちの可愛さと魅力をカメラに収めていきました。

品評会(裏)→搾精会の開催

「は~い!じゃあ次はお待ちかねの搾精会です!搾精会にエントリーしている人は、まずは第1控室に移動してください!そのほかのみんなは会場へ直接移動してね~!」
司会役の生徒がそう言うと生徒たちは皆移動を開始しはじめました。

「えっ、なになにお兄ちゃん先生!搾精会って何のこと?撮影会だけで終わりじゃないの?」
ユリシアちゃんは不安そうな表情を浮かべます。

「そんなエッチな衣装を身に付けておいて、今さら何言ってるの、ユリシアさん。あなたも先生の幼な妻にもちろん立候補するおつもりなんでしょ?どうやら先生のお気に入りみたいだけど・・・、わたくし貴女には負けませんからね、正々堂々頑張りましょうっ!」
そう言うとピルちゃんがウインクしてみせました。

(先生の幼な妻候補って・・・。どういうことなの?お兄ちゃん先生・・・。私に内緒でそんなこと決めちゃ嫌だよお・・・。私だってお兄ちゃん先生の幼な妻になりたいのに、どうして搾精会のこと言ってくれなかったの?・・・お兄ちゃん先生のバカ・・・)

廊下の突き当りには”第1控室”と書かれています。撮影会が終わった後、続いて搾精会にエントリーしている生徒達は次の会場に向かいますが、その前に準備のため一旦この部屋に待機することになっています。

控室では、搾精会準備のためにアンちゃんがさっき持っていたヨーグルトをチューブに入れて自分の身体にピュッピュッとかけていました。
その光景を不思議そうに見つめるユリシアに、「ユリちゃん・・・、あっ、ユリちゃんて呼んでもいい?」
「うん!もちろんいいよ♪なんだか仲良しになったみたいで嬉しい」
「えへへ、私もユリちゃんみたいな妹がいたらどんなにいいだろうなあってずっと思ってたの、だからもし良ければ私の事、アンお姉ちゃんって呼んでもらえる?」

「うん、わかった!よろしくねアンお姉ちゃん♪」
「う~ん、いい!!ユリちゃんすっごく可愛いよ!!」
そう言うとアンちゃんはユリシアちゃんを抱きしめました。

(うわあ、私こんなに可愛い妹が欲しかったんだあ~♪)
心の中でそう叫ぶと、さっそくこれから行われる搾精会について妹のユリシアに説明しはじめました。