そんな不安な気持ちでいっぱいになっているユリシアちゃんに救いの手が差し伸べられました!それは数日前から同じルームメイトになったシャム先輩からの一言でした。
「アンちゃん、ダメよ?そんな風に先生とユリちゃんを虐めたりしたら。ユリちゃんは私たちの大切なお友達なのよ。」
ユリシアちゃんは思わず心の中でガッツポーズをしました。
(シャム先輩!ありがとうっ!!)
するとシャム先輩は、いきなりお兄ちゃん先生に向かって話しかけました。
「先生、本当にありがとうございますっ!ようやく決心してくださったんですねっ♪ユリちゃんずっと先生の事で悩んでいたんですよ?構ってくれないって……♪」
「先生はとても真摯なお方なので、何があっても私たちには手を出してくださらないと諦めていましたが……、そうですか、ユリちゃんと関係を結んでくださったんですねっ♪ユリちゃんよかったわねぇ~♪」
シャム先輩は、まるで最初からこうなることが分かっていたかのように自然な感じで話をし始めました。
「いや、まあその……、ど、どうしようかユリシア??もう全てバレちゃってるみたいだし、これはもう白状するしかないよね?」
お兄ちゃん先生は、困った顔をしながらユリシアちゃんに聞きますが、彼女はまだどう答えていいのかわかりませんでした。
「あら?ユリちゃん??どうしたの、目を背けちゃったりして♪ユリちゃんは何も悪くないのよ?」
「悪いのは、私たち幼な妻候補生を平等に扱おうとしない先生のほうなのよ?……先生、ユリちゃんが可哀想じゃない、ここはハッキリ男らしく言ってくださいませんか♪」
「い、言えって、な、何を言えば……」
「ふふふふっ♪もう先生ったら、相変わらず女の心がわからないんですから♪」
シャム先輩はお兄ちゃん先生の耳元で優しく囁きました。
ユリシアちゃんは、そんな2人のやり取りをハラハラしながら聞いていました。
(ああっ!お兄ちゃん先生っ!?)
シャム先輩はニコニコ笑いながらお兄ちゃん先生から離れました。
するとお兄ちゃん先生は顔を真っ赤にして立ち上がると、決意に満ちた顔つきでアンお姉ちゃんに近づいて、その小さな肩を掴んで抱き寄せると、いきなりキスしたのです。
(えっ!?……せっ!せせせっ先生!!……な、なんで?どうしてっ!!??)
「んふぅ……ちゅぅ……せんせぃ……」
お兄ちゃん先生が唇を離すと、アンおねえちゃんはトロンとした目で先生を見上げました。
すかさず先生はシャム先輩も強く引き寄せて、今度はシャム先輩と唇を重ねます。
ちゅっ……ちゅっ……
(うふふっ♡♡先生がわたしにもキスしてる……!!嬉しいっ♪)
次に先生はアンお姉ちゃんとシャム先輩を抱き寄せて交互にキスを始めました。
ちゅっ!ちゅぱっ!くちゅうぅっ!じゅるっ!!
(ふわぁ……!すごいよぉ……!!先生ったらこんなに激しく求めてくるなんて……)
2人の唇を奪い尽くすような激しいキスです。
あまりの激しさに2人とも立っていられなくなって、その場に座り込みました。
先生はそんな2人を抱きかかえてベッドの上へと運びました。
そして……ベッドの上に横たわる美少女2人に覆い被さると、再び激しいキスを始めました。
2人とも完全にスイッチが入ってしまい、先生に身を任せています。
でもまだ足りないと言うかのように先生と舌と舌を絡み合わせるような濃厚なキスをしています。
(ああっ!すごいっ!こんなの初めてぇ……!!)
2人はもう完全に蕩けきっており、目はトロンとして焦点が定まっていません。
(ああ……もうダメっ!もうダメなんだからあっ!!!)ユリシアちゃんの心の糸がプツンと切れる音がしました……。