もの凄い勢いで立て続けに喋り続ける事を、マシンガントークなどと形容したりしますが、本作のエッチシーンにおけるピストン運動の早さは、まさにマシンガンセックスといった表現がピッタリくるような、そんな目にも留まらぬスピードで描かれていました。
あまりの激しさに、白目を剥いて半狂乱の状態でイキまくる女の子達の痴態は、もう格別です!開始早々からヌキどころ満載の過激なシーンばかりで埋め尽くされている、極めて実用度の高い18禁アニメでした。
親戚の営む娼館で、調教師として働くようになった主人公「五丈テツヤ」が、様々なタイプの女性を犯していくといった内容の物語です。
五丈に一目惚れしているメイドの「十川葉月(そがわはづき)」やその友人の「城ノ内美奈子」、さらには人妻の「水野かをり」・その妹の「方丈ほのか」、館の主人「荒神六華(こうじんりっか)」など、どの子も精神が崩壊するまで徹底的にいたぶられていきます。
はた目から観れば、ただただ悲惨の一言に尽きるといった状況なのですが、主人公の持つ不思議な力に惑わされた彼女達には、どんな過酷な仕打も喜びとしか感じ取れなくなってしまっているのでしょう・・・。何ともいえない混沌とした空間が、この18禁アニメには漂っていました。
普通(?)の男女の性交シーンだけでなく、触手(ミミズのようなつるつるっとした質感です)による凌辱プレイまでも含まれている、とてもバリエーション豊かな作品です。使えるシーンを目一杯詰め込もうとするサービス精神の高さにも素直に好感が持てました。
しかしその反面、舞台背景や人物設定などの説明がほとんど何もなされないままにストーリーが進んでしまっていることは、真に残念でなりません。
エッチシーンも勿論大切ですけど、それと同じくらいシナリオもきちんと描いてくれないことには、キャラクターに対する思い入れといったようなものも、なかなか沸いてこないと思うのです。
感情移入すればするほど、そのキャラクターの事をもっともっと色々知りたくなってくる・・・。だからこそ、いざ本番のエッチシーンにおいて、より深い興奮を味わうことが出来るようになるのではないでしょうか!?
全2話の18禁アニメに、過度なストーリー性まで求めるのは酷な事かもしれませんが、それ以外はとても良く出来ている作品だっただけに、後々まで印象に残るような魅力あるキャラクター像というものを、是非とも見せて貰いたかったです。
やや苦言も呈してしまいましたが、無修正18禁アニメでなければ表現できないセックス描写を堪能させてくれる本作は、一度はその雰囲気を味わってみたい逸品であることには間違いないと思います。新体操(仮)を観たときも、その荒々しいプレイ内容に度肝を抜かれましたが、本作ではさらに上を行くハイスピードな凌辱劇が繰り広げられているのですから。
悶々とした欲求をサクっと解消できるお手軽な作品として、これからもお世話になり続けたい一品です。(波城)