この魔胎伝では、天邪鬼の妹で獣人族の恵(めぐみ)と、南雲の血を輸血されたことで徐々に身体が化け物(正確には狂王)と化していく運命を背負ってしまった桐生武明(きりゅうたけあき)との、決して結ばれることのないラブロマンスが、そのテーマとして描かれています。
時系列的には、前作のうろつき童子全3話のちょうど真ん中あたりで起こったアナザーストーリー的位置づけとなります。
武明と南雲は唯一の従弟同士という関係で、子供の頃から仲の良かった二人が、狂王復活を企むミュンヒハウゼン2世の手によってお互い苦しみ、最後には悲し結末を迎えてしまいます。
ですが、そこに至るまでのそれぞれの登場人物たちの葛藤や苦しみがうろつき童子シリーズならではのエロティックなバイオレンスシーンと共に迫力いっぱいに描かれていて、最後までその世界に没頭して見ることができました。
武明にゾッコン状態の恵ちゃん
なんとも切なくて重苦しい運命に支配されているこの魔胎伝ですが、それとは対照的に明るく前向きに振舞おうとする登場人物たちの生き生きとした雰囲気もまた、観ていてとても印象的でした。
特に、前作のうろつき童子全3話では、単なる尻軽女程度にしか見えなかった天邪鬼の妹・恵が、この魔胎伝ではビックリするほど純情で明るい性格になっていて、心底惚れた武明を救うために、身を挺して頑張っちゃう乙女チックなその振る舞いに、私は一瞬にして彼女の虜になってしまいました。
女性は恋をすると変わると言いますが、この魔胎伝の彼女はまさにそんな感じでした。それだけに、悲恋で終わるその結末がなお一層切なく感じられてしまって、視聴後も暫くは彼女たちのことが頭から離れませんでした。
モブキャラのエッチシーンがとても充実!
物語があまりにも充実しているため、ついつい忘れがちになってしまいますが、この魔胎伝では、いわゆるモブキャラの女の子のエッチシーンがとても充実していて、18禁アニメとして観た場合の完成度も、もちろん非常に高いものがありました。
名前すらない脇役の女の子たちが人外の魔物や触手に問答無用に犯されるシーンって、昔から大好きなシチュエーションのひとつなんですよね。モブキャラならではの、なんの設定も無いところが、かえってオナニーの邪魔にならなくて、逆に頭の中で自由に妄想が捗るところが観ていて凄く興奮するのです。
何故だか理由は分かりませんが、とにかくそういった名もない脇役女性たちのエッチシーンが数多く描かれている本作は、私にとってはまさにご褒美の山みたいな存在なのでした。
モブキャラであるが故に、ひとつひとつのエッチの時間が短くなってしまうのは致し方ないことだと、重々理解しております。
なので私は、短いエッチシーンを少しでも長く楽しめるように、その部分だけを編集で切り取って何度も繰り返しつなぎ合わせて、少しでも長い時間楽しめるように専用の動画をいくつもこしらえております。
作業中ふと、「何やってんだろ自分・・・」てな具合に、急な虚しさに襲われることもしばしばですが、一度作ってしまえば、あとはもう自分専用おかずファイルとして末永く使えるのですから、私と同じ脇役女性フェチな方は一度試してみては如何でしょうか!?色々と捗ること間違いなしの楽しさだと思います。
なんだか少し脱線してしまいましたが、うろつき童子のアナザーストーリーとして、本シリーズの魅力をさらに高めてくれるこの魔胎伝も、前作に勝るとも劣らない素晴らしい出来なので、ここは是非ともセットで視聴して頂きたいところです。うろつき童子に対する印象が、また一段とグッと広がると思います。(波城)