作画はあまりレベルが高くないし、動画も基本的には止め絵をそのまま動かすだけの安っぽいものなので、パッと見はあまり印象が良くなかったのですが、テンポよく進むストーリー展開と、独特なキャラクターの存在感にすぐに引き込まれてしまって、結果的には最後まで夢中になって見ることができました。
オムニバス形式の作品で、どの物語も短い時間の中にエロい要素と萌える要素がギュッと詰まっている、とてもエンタテイメント性の高いエロアニメです。
「サンタクロースをひとりじめっ」(第1巻収録)は、その名の通り、可愛いサンタクロースとひたすらイチャイチャするといった物語です。巨乳で受け属性のサンタさんが、主人公の願いを叶えるため笑顔でエッチなことに応じる姿が実に健気で可愛くって、ラブラブ感いっぱいのエッチを気持ちよく楽しむことができました。
続く「恋弓乙女 ~彼女を蕩かす射の作法~」(第1巻収録)は、凛とした清らかな雰囲気を漂わせている弓道部主将・弓香ちゃんの物語です。相当なヤキモチ焼きで、一度スイッチが入っちゃうと歯止めがきかないくらいエロエロな女の子に豹変してしまう彼女。焦る主人公を前にどんどん淫らになっていく様子はまさに「ギャップ萌え」を強く感じさせてくれるもので、この子もとても良かったです。
第2巻はいわゆる3部作の構成になっていて、それぞれのサブタイトルは「姫乃とイチャエロ催眠H編」、「莉瀬と媚薬でお仕置きH編」、そして「アイドルたちの真心ご奉仕3P編」となっています。
催眠や媚薬と聞くと、なんだか嫌がる女の子を半ば強制的に犯してしまうような、そんなダーク系の展開を想像してしまうかもしれませんが、そのようなことは全くありませんでした。
幼なじみの人気アイドル姫乃ちゃんも、そのライバル莉瀬ちゃんも、ともに主人公のことが実は大好きで、催眠や媚薬によってその内に秘めた本心が解放されて、自ら進んでエッチするといった、とても明るいラブラブ濃厚エッチをたっぷりと堪能することができました。
特に莉瀬ちゃんは、金髪で巨乳でツインテールで、しかもツンデレ属性も持ち合わせている、個人的にドストライクな女の子だったこともあって、私はすっかり彼女の虜になってしまいました。その一挙手一投足がどれも最高に可愛くてエロくて、もう何度も彼女でヌイてしまったくらい、超お気に入りの女の子です。
原作の成年コミックには、まだまだアニメ化されていないエピソードも残っているみたいなので、ここは是非ともシリーズ化してもらいたいところです。アップテンポなノリの良さと、魅力的なキャラクター設定の相乗効果が独特の明るいエロスを醸し出している、小粒だけど良作な、長く使える一品です。(波城)