18禁アニメとしてはかなり見応えのある作品ではないでしょうか。ただ単にエロシーンを連発するのではなく、ストーリーに沿うような形で自然と絡ませている点が、とても感情移入しやすくて良かったです。
敵国の情勢を探るために送り込まれた主人公は、現地の友人の紹介によって、性奴隷を購入することになります。奴隷を買うということに抵抗感を感じていた彼ですが、銀髪の美少女「ビアンカ」を見るや否や、すぐさま購入を決意するのでした。
自分を兄と慕うビアンカと共に、幸せな生活を手に入れた主人公。しかしそんな幸福も不気味な化け物の登場によって、いとも簡単に壊されていきます。
彼女を手放したくない主人公は、ビアンカを地下牢に押し込め無理やり犯し始めるのですが・・・。こんな感じで第1話は進んでいきます。
真面目で実直な性格の主人公は、このビアンカを含めて最終的に3人の奴隷を手にするのですが、どの娘とも幸せになれずに終わってしまいます。
田舎貴族の娘セシリアとは引き離されるし、奴隷種族のミアとの間にはヘンテコな刺客達が割り込んでくるしと、本当にツキのない男なのです。
毎回毎回、お互いに相思相愛になっているだけに、この報われない主人公が不憫でなりませんでした。これが嫌味な主人公だったらなんとも思わないのですが（むしろ自業自得だと笑ってやります）、ラストの哀れな姿が目に焼き付いて離れません。
さて肝心のエロシーンですが、こちらもかなりレベルが高かったです。男根のディテールがいまいち簡素だった気もしますが、その点さえ除けば、女性器の描き込みも標準レベル以上でしたし、処女喪失の証である鮮血も流れていたしと、かなり満足出来る内容でした。
プレイ回数も一人のヒロインに複数回用意されているので、使えるシーンも盛りだくさんです。ノーマルな性行為から、放尿・脱糞シーンなどという極めてマニアックなものまで揃っている、幅広く作られた18禁恥辱アニメだといえます。
目尻の切れ上がった瞳がとても印象的で、本作のような雰囲気のキャラクターは個人的に大好きです。一風変わった個性的な18禁アニメを楽しみたいときには、ピッタリの作品だと思います。（波城）
