縄で縛るといったSM行為をメインに描いている、18禁アニメとしてはかなり珍しい部類に入る作品です。
縄を用いて女の子を調教する人の事を縄師と呼称するらしいのですが、全2話という短い時間の中に様々な種類の縛り方が披露されていて、それらを知るだけでも結構興味深いものがありました。後学のためにも(?)、一度は観てみる価値のある18禁アニメだと思います。
義理の母親を調教してしまったことが原因で、オンボロアパートに引っ越すハメになった二浪の受験生が、下宿先のアパートの管理人さんを縄で調教して最終的には結婚までしてしまうというのが、第1話のあらすじです。
古くからの美少女アニメファンならば、この設定を読んだだけでピンとくるかもしれませんが、この「月花美人」という作品は、ある往年の名作アニメ(18禁ではなくて一般テレビ作品です)を強く意識して作られています。
管理人の天羽 深雪さんは、旦那に先立たれた未亡人ですし、何時も身につけているエプロンのデザインも非常によく似ています。一階の角に管理人さんの部屋があることや、二階が主人公の部屋となっている点など、アパートの構造だってほぼ同一。
しかも、雪の降る夜に主人公と管理人さんが初めて結ばれたり、結婚してからも管理人部屋に住み続けたりといった結末に至るまでそっくりなのだから、これはもう疑いようの無い事実だといえるでしょう。
当時、リアルタイムで毎週楽しみに観ていた私としては、あの名作アニメがこのような形でパロディ化されているなんて、ちょっと複雑な心境です。これでいい加減な作りだったらメチャクチャ腹が立っていたところですが、幸いにして本作はとても丁寧に作られていたために、そういった嫌な印象を抱く事も無く、むしろ懐かしさすら感じてしまいました。これを機会に、久しぶりにもう一度あの名作アニメを観てみようと思います。
・・・えーと、どうでもいい話ばかり書いてしまいましたね。肝心の「月花美人」のエッチシーンの内容についてですが、これがまた無修正18禁アニメならではの醍醐味を存分に堪能させてくれる、素晴らしい出来栄えだったのです。
兄が縄師であることを承知で、自分もお兄ちゃんに調教してもらいたいとせがむ義妹の霧子ちゃん。彼女に対する調教が第2話の主軸となっています。
調教に入る前、兄の手によってワレメを思いっきり広げられて観察されてしまうのですが、その時の女性器のディテールの細かさに、私は一瞬で目を奪われてしまいましたっ!
とにかく、ビラビラの内側にある尿道や膣口をきちんと描き分けているだけでも凄いのに、本作ではさらに霧子ちゃんの呼吸にあわせて閉じたり開いたりする膣口の様子までも、克明に描写しているのですっ!!
金魚の口のようにパクパクと動く陰部のいやらしさは、モザイクのある国内盤では決して味わうことは出来ません。無修正18禁アニメだからこそ味わえる、まさに至高のシーンだといえるでしょう。
語尾が「・・・だもん」で終わる霧子ちゃんの喋り方も、甘えん坊な雰囲気が感じられてとても可愛かったです。処女なのに、お兄ちゃんに「随分と使い込んでいるなあー」なんて意地悪な事を言われて、必死になって反論する姿にもグッときてしまいました。外見だけでなく中身も魅力的な霧子ちゃんに、もうメロメロといったところです。
まだまだ調教していない女の子も何人かいることですし、ここは是非とも続編を出して欲しいと思います。そう願ってしまう位、出来のいい良作18禁アニメでした。(波城)