近未来のネットワーク社会を舞台に、見応えのあるストーリーが展開されていく本作。ネット上に存在するXINN(ジン)という思念体の正体を突き止める為に、帝謀のエージェントである御子神 薫と、そのパートナーでありアンドロイドでもあるアリスとが共に力を合わせて立ち向かっていく、そんな感じの物語です。
本来ならば、捜査を行っていく過程で巻き起こる、様々な疑惑や事件の謎解きを考えつつ、アダルトなシーンを満喫していくべきなのかもしれません。それ位、真面目に作られていましたから。
しかし正直なところ、私がストーリーを楽しみながら見たのは、2回目以降のことでした。はじめて見たときは、その凌辱シーンのあまりの酷さに、頭の中が真っ白になってしまって、もう物語の行方なんてどうでもよくなってしまったからです。
第二話で、チンピラの集団に監禁レイプされてしまった御子神 衛ちゃん(主人公の妹です)の可哀想な事といったら・・・。筆舌に尽くしがたいとは、こういった光景をいうんだろうなと、しみじみ思いました。
公安の捜査官として独自に捜査を進めていた彼女は、いともたやすく敵に捕まってしまいます。ボーイッシュで強気な性格をしている彼女は、拘束されながらも必死に抵抗するのですが、その態度は彼らを益々喜ばすだけでした。
ひとたび服を剥ぎ取られてるやいなや、とたんに弱々しくなってしまった衛ちゃんは、いち早く処女だという事も察知され、後は奴等の肉人形として、いいように犯され続けるのです。
アソコを舐められ、潮吹きの絶頂を迎えたのも束の間、すぐさま肛門にチューブをねじ込まれ、空気を送り込まれる衛ちゃん。あっという間にお腹がパンパンに膨れ上がってしまい、即席妊婦さんの出来上がりです。
さらに、お腹が裂けそうで苦しんでいる彼女を吊り上げると、そのまま床に寝そべる男の上に降ろしていき、そのまま一気に処女膜まで貫かれてしまう事に・・・。
ボテ腹の辛さと、処女喪失の痛みがミックスされて狂ったように泣き叫ぶ衛ちゃんの姿が、今だ脳裏に焼きついてはなれません。(もう、トラウマになりそうです・・・)
勿論、ヒロインのアリスちゃんも良かったですよ。機械であるが故に、エッチに対してもおかしな反応をしてしまうところなど、おもわず頭を撫でてあげたくなっちゃう位、可愛らしかったです。でもいかんせん、衛ちゃんのレイプシーンが鮮烈すぎた為に印象が薄くなってしまいました。
物語・作画・エロ、どれも本当に良かったのですが、ただひとつ、ハッピーエンドでなかったというのが個人的にはマイナスでした。その点さえ気にならなければ、間違いなく大満足できる作品だと思います。(波城)