アキバ系彼女(全3話)のレビュー

4.0
無修正アニメ

アキバ系彼女というタイトル名の通り、様々なタイプの萌えキャラが次々と登場してくる本作。コスプレ好きの先輩「秋吉珠恵」や駆け出しの新人声優「岬蓮香」、義理の姉さん「木乃葉鳩子」に妹の「新堂鳴」、さらには正体不明の超絶美少女キャラ「蒼井恋」まで、いわゆるお約束的なキャラクターが一通り揃った内容となっています。

蒼井恋ちゃん
蒼井恋ちゃん

二次元美少女におもいっきりハマっている主人公が、周りにいる女の子達から熱烈なモーションをかけられて、そのままなし崩し的にエッチしてしまうといった、そんな感じで物語がどんどんと進んでいくわけですが、最初の内は、そのあまりのご都合主義的な展開に、正直あきれながら観続けていました。

だって、出会っていきなり「抱いて欲しい」とせがまれて、そのまま即合体するだなんて、そんなのあまりにも安直過ぎるじゃあありませんか!?何の脈絡も無いままに、エッチシーンだけ見させられても、さすがに感情移入なんて出来ないと思うのです。第1話で描かれていたエッチシーンが、二つともこんな感じだったので、もう本当に、ここで観るのを止めちゃおうかなあと思ってしまったくらいです。

新堂鳴ちゃん
新堂鳴ちゃん

といった具合に、出だしの印象はかなり酷いものだったのですが、それでも続きを観てみる気になったのは、お兄ちゃん大好きっ子の鳴ちゃんが、とても愛らしい存在として描かれていたからに他なりませんでした。彼女のエッチシーンを見るまではと、止めずにその後も観続けた結果、観終わったときには、最初の頃とはだいぶ異なった印象を本作に対して抱くようになっていました。

ヤキモチ焼きな性格で、頭に血が上るとすぐに手を出してしまうところや、逆にベタベタと甘えてきたりするところなど、まるで子供のように自分の感情をストレートに表現する鳴ちゃん。そういった無垢な内面と、爆乳ボディのアンバランスさが、堪らないほど魅力的な子で、続く第2話と第3話では、彼女を中心に据えた物語構成になっていたおかげで、個人的にはかなり楽しんで観る事が出来ました。特に、彼女の2回目のエッチシーンなんて、弓なりになった身体の上でユッサユッサと揺れ動くおっぱいの重量感がもう最高で、その直後のピロートークでも、彼女らしい素直な反応が見ていてとても微笑ましかったです。

重量感たっぷりのおっぱい!
重量感たっぷりのおっぱい!

終盤に入って、正体不明の美少女「蒼井恋」ちゃんの本当の素性が明かされるなど、物語が進むにつれて、徐々に盛り上がりをみせてくるようになる本作。最後まで観ることではじめて、物語全体に対する理解が出来るような、そんなシナリオ構成になっています。

作画的に、ところどころ雑な部分も見受けられるこの「アキバ系彼女」ですが、構図自体はかなりバリエーションも豊富で、実用度はかなり高かったように感じました。クセの無い和姦風味100パーセントで綴られている、広く大勢の18禁アニメファンにお勧め出来る作品です。(波城)

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