ロボット少女萌え~っ!!な人はもちろん、そうでない人でも十分楽しめるコミカルタッチな18禁アニメです。
輸送船から落下してしまった軍事用ロボットのARISAは、紫陽花亭というカフェの給仕として働くようになります。軍事用の割には、おっちょこちょいで失敗ばかりしてしまうARISAですが、そんなロボットらしからぬところに私はめちゃくちゃ萌えましたっ!
ドジっ子が一生懸命に頑張る姿は、いつ見ても本当に可愛いものです。持ち前の明るさで笑い飛ばしてしまう元気なARISAちゃんの姿が、全編に渡って愛らしく描かれていました。
ストーリー自体はとても単純で、軍事用ロボットのプロトタイプであるARISAをなんとか回収しようとする軍部と、それを阻止しようとする主人公達との、双方のやりとりが主軸になっています。
戦闘シーンも一応はありますけど、もともとがシリアスな内容のアニメではないので、手に汗握るようなハラハラドキドキさせられる場面は一切出てきません。
「おいおいっ、そんな訳無いだろうっ?」と、思わず突っ込みたくなるような演出も多々ありましたが、全部で2話しかない18禁アニメにそこまでしっかりとした世界観を求めるのは、流石に酷と言うものでしょう。
そういった箇所は軽く受け流して、純粋にキャラクター同士のかけあいを楽しむ事で、最後まで楽しく観ることが出来ました。
回収要員として派遣された女スパイに、ARISAと間違えられてペニスバンドで犯されてしまった琴美ちゃん(主人公の義妹です)や、ご奉仕モードにスイッチが入ったARISAちゃんの艶かしい視線など、18禁アニメとしての実用性も十分あると思います。
セックスの時になると主人公が全く喋らなくなる(息づかいすら聞こえてきません)のは、何故だかよく判りませんが、性器の描き込み、女の子の喘ぎ声、エッチシーンの多様性など、どれも及第点の出来栄えだといえるでしょう。
女の子の衣装や古風な町並みに、ちょっとした大正ロマンを感じさせてくれるところも本作の見所です。
近代文明と日本の伝統文化が上手い具合に調和されているこの時代は、個人的にも特に好きなので、本作のような時代設定の18禁アニメがもっともっと増えてくれたらいいのになあと思いました。
本編終了後には気の利いたエピローグシーンまで用意されている、どちらかといえばエロよりもキャラ萌えを重視しているライト感覚な作品でした。(波城)