据え膳喰わぬは何とやらで、美人姉妹を食いまくる主人公ですが、本命の子を落とせないストレスのはけ口として彼女達を使ってるだけなんですよねコイツは。
まあ、妹のくるみちゃんもそれを承知の上で誘惑してるのだから、寂しい気持ちになったとしても自業自得だとは思うのですが、でもやっぱり幼さの残る(精神的に幼いだけで身体は十分すぎるくらい大人です)くるみちゃんを見ていると、心底そんな冷たい気持ちにもなれずに、可哀想だなあって思ってしまう、そんな複雑な心境にさせられるアニメでもありました。
むしろ本当に可哀想なのは、ちゃんと彼の口から「好きな人はまだいない」と言ってもらって、その言葉を信じて、勇気を出して告白した七海ちゃんの方なんですよね。たとえ大好きでも、相手の気持ちを無視してまで自分の気持ちを押し通そうとは思わない健気な七海ちゃんが、強引に彼に迫られ、それでも信じて自分の処女を差し出す姿に、「ああっ、なんて勿体無い事を・・・」と、心底思ってしまいました。
その後も主人公に、まるで玩具のように扱われて、それでも必死に耐えて彼の愛(本当は愛でもなんでもなくて、ただ弄んでいるだけです)に応えようと頑張る七海ちゃん。その姿は、まさに不憫そのもので、その度に主人公に対する腹立たしい気持ちがどんどん膨れ上がっていったのですが・・・、まさか・・・、まさか本当に終盤に入ってこんな思いもよらない展開になろうとは、全く想像すらしていませんでした。ネタバレになりますので詳しい言及は避けますが、私的にはこのラストシーンは有り得ないというか、それまでの物語の伏線が台無しに感じられてしまって、いまだに合点がいきません。
作画も動きも良好で(第2話の後半以降は多少崩れてきます)、エッチの体位もとても豊富なこの作品。処女喪失シーンではちゃんと純潔の証がアソコから滴り落ちてきますし、またウェイトレスという設定を十分生かした着衣エッチがメインであるなど(ハイヒールを履いたまま激しく突かれるシーンとか、フェチな描写も満載です)、エロアニメとしての完成度は(途中までは)かなり高いものがありますので、その点は安心して観ることが出来ると思います。散々色々書きましたが、正直自分もかなり使えました。
ここは主人公の存在、そして終盤の展開はあまり考えずに、あえて姉妹二人の痴態のみに意識を集中して、そのエロさを存分に楽しむのが吉だといえるでしょう。なにせ二人とも、とても可愛いメス豚(ファンの方ごめんなさい)なのですから。(波城)