亜希ちゃんはセックス対応型汎用アンドロイド(セクサロイド)なので、色々なタイプの亜希ちゃんが存在しています。ストーリーごとに、違った人格を持って登場してくるので、毎回新鮮な気持ちで作品に接することが出来ました。
アンドロイドっ子大好きな私としては、彼女のことを機械だなんて思うことは到底出来ません。
本シリーズではセクサロイドの悲哀がテーマとなっている為に、彼女の扱いはあくまでも使い捨て人形の域を脱してはいません。壊れたら捨てられる・・・、ただそれだけの存在なのです。それだけに私の心は終始痛みっぱなしでした・・・。
亜希ちゃんが酷い目に遭っちゃうシーンを見せつけられる度に、やるせない気持ちで一杯になって、それがさらに彼女に対する愛情の念を深いものにしていく・・・。こんなことを繰り返しているうちに、いつしか忘れられない女の子になっていました。
セクサロイドである以上、ご主人様の命令には絶対服従の亜希ちゃんですが、基本的に明るい性格をしている彼女からは、悲壮感というものはあまり伝わってきません。恥じらいながらも、自ら進んでエッチに励んでくれる亜希ちゃんをみていると、なんだか心が癒されていくのを感じました。
だって、命令されたからエッチする、なんていった事務的で冷たい反応では寂しいものがありますもんね。気持ちのこもっていない奉仕なんて絶対に必要ありませんよ!オナニー用18禁アニメとして製作されているだけあって、この点は非常に満足のいく内容でした。
アンドロイドだけど、ドジでおっちょこちょい、さらになぜだか天然ボケまで入っている・・・。こんな人間味(?)溢れる彼女のことを、どうしてロボットだなんて割り切ることが出来るでしょうか?ある意味、人間以上に人間らしい亜希ちゃんなのでした。
しかし、物語はどこまでも厳しく彼女達を責め立てます。どんなに感情豊かに振舞おうとも、その中身は機械仕掛けのセクサロイド・・・。こわれて捨てられちゃうといったシーンが度々出てくるのです。
ああもう、やめて下さい・・・っ!本当に・・・。作品のテーマは解りますが、もう少し大切に扱って欲しかったです。
将来きっと開発されるであろう、人工知能内臓型のダッチワイフとはどんなものなのか、そんな未来に想いをはせてみるのも一興ではないでしょうか!?(波城)