ハーレムタイム THE ANIMATIONのレビュー

4.5
エロアニメ

本作はハーレムタイムというtosh(とっしゅ)氏作の成年コミックをエロアニメ化したもので、原作に収録されている13個の短編のうち3つの物語が、ほぼそのままの内容で忠実に映像化されていました。

どの子もみんな正妻候補です!

最も収録時間が長いのは、表題作の「ハーレムタイム(全3話)」で、その間を埋める形で、「ハッピーファミリースリープ」と「酔い恋」の2つがそれぞれ収められています。

どのエピソードも、女の子の方から積極的に迫ってくるといった内容で、なし崩し的にエロエロな関係になっていく、そんな受け身のエッチを色々と楽しむことができました。

メインのハーレムタイムは、突然、財閥の跡継ぎであると告げられた青年が、目の前に差し出された5人のメイドさん(なのかな?)の中から1人の女の子を正妻として迎えて、跡継ぎを作るように強要されてしまうといったお話で、そのことに困惑する主人公に、熱い視線を投げかけながら「どうか孕ませてください!」と襲い掛かってくる彼女達の積極的なアプローチ合戦があまりにもエロ過ぎて、ついついニヤニヤしながら観てしまいました。

パイズリご奉仕中の亜梨栖ちゃん

5人の女の子の中で、正妻になることを最も強く望んでいたのは、子供のころからずっと彼のことを慕い続けていた金髪巨乳美少女の如月亜梨栖(きさらぎありす)ちゃんで、その自信満々なところがとっても可愛い子なのですが、半ば強引とはいえ、彼女達全員とセックスしちゃったあとで、「実は片思いの女性がいるので、ごめんなさい」と、やんわり断られてしまったせいで、一気に奈落の底に突き落とされてしまうことになります。

さらにそこへ、片思いの相手である花沢都さんが、正妻候補として突如参加してきて、それでも負けじと頑張る亜梨栖ちゃんでしたが、その自信が逆にあだとなってしまって・・・。その際に見せた、たとえ妾でもいいから一緒にいたい、愛されたいと、無理やり笑顔を作って懇願する彼女の一途な気持ちが、とても愛おしくてたまりませんでした。

ネタバレになってしまうので、これ以上の詳しい言及は避けますが、最終的にはみんな幸せなハッピーエンドを迎えることができて、本当に良かったなって思いました。

超エロエロな花沢都さん

亜梨栖ちゃんはもちろんですが、恋敵として登場した花沢さんも意外と良い人で(途中までは策士というか、「この淫乱娘が!」っていう感じで見ていました。悪く思ってごめんなさい!)、他の正妻候補の女の子達も、純粋に彼のことを慕っている可愛い子ばかりでした。そんな子たちに、もみくちゃにされながら御奉仕されまくる、まさにハーレムな雰囲気を満喫できるお気に入りのエピソードです。

総勢7人とのハーレムエッチ!

このハーレムタイム以外の、他の2つのエピソードもなかなか良かったのですが、その2つがハーレムタイム全3話の間に挟まってしまっているせいで、いまいち集中して見ることができなくて、その点だけが唯一ちょっとだけ残念に感じました。

自分は早く続きが見たかったので、この2つのエピソードは両方とも早送りして、ハーレムタイムだけを最初に観ましたが、できればそんな手間を掛けなくてもいいように、ハーレムタイムの前、または終わった後のどちらかに、まとめて収録してもらいたかったです。

でもそんなことは、このアニメのクオリティー自体とはなんの関係もない、本当に些細なことですよね。わざわざ最後にケチを付けるようなことを言ってすみませんでした。何度でも繰り返し見たくなる、自分にとって欠かすことの出来ない作品のひとつであることに、何ら変わりはありません。(波城)