euphoria(ユーフォリア) 美少女ゲームのレビュー

5.0
美少女ゲーム

18禁アニメのeuphoria(ユーフォリア)は本当に凄かった。肉体と精神を「死んでしまうレベル」まで容赦なく追い込んでいくその作風の原点は果たしてどんなものなのか、ワクワクしながら早速ゲーム版のユーフォリアもプレイ開始なのであります。

真中合歓(まなかねむ)

全体的な流れはアニメ版と全く同じで、白い壁に囲まれた密室の中で、突如目覚めるところから物語はスタートします。訳の分からない状況のまま、逆らえば本当に殺されるという極限状態に置かれた男女7人(男性1人女性6人)の、命がけの陵辱劇が繰り返されていくことになります。

女性の穴を鍵穴として、そこに鍵である男性のイチモツを入れることで、閉ざされた扉がひとつずつ開いていく訳なのですが、アニメ版では真中合歓(まなかねむ)と帆刈叶(ほかりかなえ)ちゃんの二人だけが鍵穴に指定されていたので、今回のゲーム版では、一番小っちゃくてめそめそ泣いている蒔羽梨香(まきばりか)ちゃんを、私は最初に選んでプレイしてみました。

アニメでは存在感がほぼゼロだった梨香ちゃんですが、さすがはゲーム版といいますか、彼女の個別ルートもしっかりたっぷり用意されていて、例えば、水に沈めて溺れさせながら犯したり、生ハメショーを強要したりなど、様々な鬼畜プレイが目白押しでした。
終盤では大型のプレス機械に挟まれて、そのまま潰されてしまうシーンなどもあったりして、まさに命懸けと呼ぶに相応しい究極の拷問系ゲームだと思います。

主人公はいわゆる異常性欲者で、高圧電流で感電死した女の子を見て股間を膨らませるような人間なのですが、アニメではその異常性ばかりが取り上げられていましたけど、ゲームでは自分の身体を投げ出してまで、女の子を守り抜こうとするシーンもあったりして、単なる精神異常者では終わってないところも、より強いリアリティーが感じられてとても良かったです。

そうなんですよね。相手の女の子を徹底的に虐めたい!泣かせたい!と強く思う一方で、それと同じくらいその子を守ってあげたい!優しくしてあげたい!と愛おしく思ったりもするんですよね。恥ずかしながら私自身の中にも、本作の主人公と同じような性癖が厳然としてあったりしますので、彼のこういった一見相反するような両極端な行動も、痛いほどその気持ちが理解できてしまうのです。なんともいえない、強いシンパシーをこのゲームの主人公には強く感じてしまいました。

梨香ちゃんは良い意味で「バカな娘」なので、彼女の発する素直な喜怒哀楽の数々には、プレイ中何度も心揺さぶられました。彼女だけでなく、本作に登場する女の子達は皆、人間としての汚い部分も全てさらけ出してきますので、そのおかげで、他の作品ではなかなか見られない、生々しいまでの「女の本性」をたっぷりと見させてもらうことも出来ました。

苛烈極まる拷問プレイの数々とともに、人間の本質にも鋭く迫っているユーフォリア。エロアニメ版もこの美少女ゲーム版も、両方とも非常に稀有な存在の作品だといえるでしょう。この作品に出会うことが出来て本当に良かったっ!!(波城)

注:公式サイトでアップデートパッチが配布されていますので、それをダウンロード&適用してからゲームを始めることをお勧めします。

ジャンル:AVG ブランド:CLOCKUP