アクよめ! 悪魔な嫁に絞られるのレビュー

4.0
美少女ゲーム

押しの弱さが災いして、いまだに童貞のまま過ごしているインキュバス家の跡取り息子が、父親の命令で4人の女の子を同時に妻としてめとるとこから本作はスタートします。彼の子供を一番最初に身ごもった子が正妻になれるというルールのもと、いち早く子種をゲットしようと頑張る彼女たちですが、その頑張り方が4人ともかなり異なっていて、その分色んなエッチを楽しむことができました。

サキュバスのアイリス

サキュバスのアイリス

サキュバスのアイリスは、プライドの塊のような女の子で、奥手な主人公は彼女の性魔術によって死ぬ寸前まで無理やり子種を搾り取られていくことになります。

最初は半泣き状態の彼でしたが、アイリスの指導の下、徐々に自分にも性魔術の隠れた才能があることを知るようになって、だんだんと立場が逆転していくところが個人的には一番の見どころでした。

鬼娘の殺愛

鬼娘の殺愛

鬼娘の殺愛(あやめ)は、とてもサバサバした明るい性格の子で、この子とのエッチが一番自然と言いますか、最初からラブラブな雰囲気がいっぱいでした。負けず嫌いで、他の女の子に対して明確にヤキモチを焼いていたのも、この殺愛だけだったと思います。そんな乙女チックなところがめちゃくちゃ可愛かったです。

魔界の軍人で人狼族のクレアは、セックスさえも仕事と割り切って淡々とこなしていく、超カタブツ&不感症な女の子なのですが、そのあまりにひどい事務的な態度が、逆に見ていてとても新鮮でした。「さっさと出せ」「もう出たのか?」「よし、終了だな」・・・。顔色一つ変えずに淡々とこなしていくクレアが、主人公の努力のおかげで、だんだんと性の喜びに目覚めて激しくっていく過程に、なんとも言えない充実感・達成感を感じるのでした。

天使族のエイルは、天使らしくとても穏やかで慎ましい性格をしているのですが、それはあくまでも見た目だけで、実はかなり危ない性格の子で、エッチなことにも興味津々な、いわゆるむっつり系のお嬢様キャラでした。ぼっちという設定も、ある意味納得(笑)の超変人さんですっ

このアクよめでは、4人それぞれの個別ルートとハーレムルートの、合計5個のシナリオが用意されていて、個別ルートはさらに途中の選択肢によって二つのルートへと分かれていくことになります。選択肢の数は少なめで、中出し・外出しの選択肢もあまり多くはありません。まあ、孕むのが目的なので、自動的に中出しになるのは当たり前と言えば当たり前なのですが、もうちょっとこう、選ぶ楽しみがあっても良かったような気はしました。

あと個別ルートでは、4人の奥さんそれぞれがライバルとして張り合うといったようなシーンが全くと言っていいほど登場してこなくて、選ばれなかったほかの子たちが完全な空気状態となってしまっていた点も、個人的にはやや物足りなく感じました。オープニングでは、あれだけ賑やかで激しいバトルを繰り広げていたのに、せっかくのひとつ屋根の下と言うシチュエーションをもっともっと生かしてもらいたかったです。

でもこの点も、ハーレムルートでは見事に解消されていますので、全体的にはとても満足のいく出来栄えだったと思います。独占欲むき出しな殺愛ちゃんが超可愛かったですっ♪
むっちりしたエロさと、瑞々しい可愛さが両方同時に感じられるキャラデザも、見ていて凄く良い感じでした。

オーソドックスな作りではありますが、美少女ゲームとしての基本はバッチリ押さえてある、お気に入りの一品です(波城)

ジャンル:AVG ブランド:アトリエかぐや TEAM Gassa-Q