あくまでも義理の父親という設定だった鬼父と比べて、この鬼父2では実の娘を次々と犯していくというバリバリの近親相姦アニメに仕上がっています。それだけに、鬼父よりも背徳感の強い作品となっています。
万人受けする内容では決してありませんが、この手の描写が好きな人にとってはたまらなく見所の多い、そんな特別な存在のエロアニメです。
事故の後遺症で、急に娘達を性の対象として意識するようになってしまった父親。エロアニメに出てくる男性キャラとしてはかなり年配のほうで、娘達と一緒にいる光景はまさに親子そのものといった感じでした(髪の毛もグレー一色ですし)。
最初のうちは、そういった自分自身に嫌悪感を抱いていた彼ですが、ひとたび一線を越えてからは、4人の娘達に次々と手を出していっちゃうことになります。
上巻 「おバカな袴っ娘の反省」
最初に襲われたのは、4人の中で唯一父親に対して反抗的だった次女の棗(なつめ)ちゃんです。
彼女だけは父親のエロい視線を敏感に察知して、事あるごとに悪態をついていたのですが、それが逆に災いして真っ先に犯される羽目になってしまうのでした。
剣道場で処女を奪われて、そのあとも至るところで父親に肉棒を突っ込まれる棗ちゃん。本作ではこの棗ちゃんがメインヒロインとして描かれていて、エッチシーン全体の7割くらいは、彼女のエロシーンで占められていたように思います。
そして残りの3割に、他の3人(長女の遥、三女の晶、四女のふゆ)が均等に登場してくるというような、そんな感じになっていました。
個人的には長女の遥ちゃんが一番のお気に入りで、棗ちゃんはその次といったところなのですが、生意気な棗ちゃんが徐々に父親に懐いていく(でも口調はあいかわらずキツイまま!そこがイイんです!!)様子も、それはそれでかなり可愛くって萌えました。
ささやかに膨らんでいるおっぱいが、突かれるたびにプルンプルンと揺れ動くところも、その動きがまるでゼリーのようにみずみずしくって良い感じでした。
外見は全然似ていませんが、性格的には鬼父の愛莉ちゃんに非常に良く似ていますので、愛莉ちゃんのことが好きな人なら、棗ちゃんのこともきっと気に入ることと思います。
下巻 「巨乳と天然と卑しと嫉み」
そんな棗ちゃん以上に長女の遥ちゃんのことが気に入った一番の理由は、彼女の性格といいますか、そのリアクションの面白さにありました。
長女ということで基本的にはしっかり者のお姉さんなんですが、どことなく頼りない部分も共に併せ持っている遥ちゃん。
しかも押しに弱い性格のせいで、今一歩自己主張することも出来ずに困り果ててしまうという、なんとも守ってあげたくなるような女の子でもあるのです。
父親の裸を見ちゃったときの慌てぶりとか、無理やり犯されている最中に妹の晶に現場を目撃されて、とっさに何も言えずに目が泳いじゃったりするところとか、とにかく自己主張の強いボディとは裏腹の不器用な反応をみせる遥ちゃんが、私にとっては一番の萌えるキャラクターなのでした。
父親のことが大好きで、ヤキモチのあまり包丁まで持ち出す三女の晶ちゃんや、根暗で口数の少ない四女のふゆちゃんもまた、それぞれに際立った個性を有していて勿論可愛かったですよ。
女の子同士の掛け合いというか、互いに会話したり意識しあったりするなど、ちゃんと姉妹としての意思疎通が出来ているところも、家族としての自然な雰囲気が感じられてとても良かったです。まさに粒ぞろいの等身大な女の子が揃っているエロアニメだといえるでしょう。
それだけに唯一心残りだったのは、棗ちゃん以外の3人のエッチシーンも、もっとたくさん見てみたかったなあということでした。
願わくば、3人それぞれをメインヒロインにした外伝的な作品を作って欲しいなと、そう切に思ってしまうぐらいハマリにハマッた、超お気に入りの逸品アニメです。(波城)
※ちなみに、鬼父と鬼父2との間にはストーリー上のつながりは全くありません。鬼父の続編は鬼父 Re-birthになりますので、視聴する際には参考にしてみてください。