きんいろモザイク 全12話のレビュー
何度見ても楽しめる飽きの来ない面白さ、そしていつ見ても幸せな気持ちにさせてくれるアニメ。私にとってこの「きんいろモザイク」という作品は、まさにそんな超お気に入りアニメのひとつとなっています。
忍/アリス/陽子/綾/カレン
よくよく考えてみると、本当にちょくちょくこのアニメを観返しているんですよね。第1話の、子供の頃の大宮忍(あだ名はしの)ちゃんが、単身イギリスまでホームステイに行ったときのエピソードからじっくり観返すときもあれば、つまみ食いの様に途中の部分だけを観たりすることもあって、それこそその時の気分に応じて適当なのですが、それはこのアニメが、まるで金太郎飴のようにどこから見てもキャラ同士の掛け合い、ボケとツッコミをすぐさま楽しめるような作りになっているからなんだと思います。
第1話の終了間際、高校生になったしののもとに、今度は逆にイギリスから、しのに会いたい一心で金髪少女のアリス・カータレットがホームステイにやってきて、それ以降は彼女たち2人と、しのの幼馴染の猪熊陽子ちゃんと小路綾ちゃん、さらにはアリスを追ってまたもやイギリスから転入してきた九条カレンちゃんを加えた、5人の女の子を中心に、賑やかな日常生活が綴られていくことになります。
とにかく金髪少女が大好きで、普段からぼーっとしている危なっかしいしのちゃんと、カタコトな日本語ながら、臆せずにガンガン行動するカレンちゃんの2人は基本的にボケ役で、反対に、大らかで包容力のある陽子ちゃんは、みんなのお姉さん(またはお母さん)的な存在としてつっこむ役どころがメインとなっています。
また、およそ16歳には見えない小柄なアリスちゃんは、普段はとても礼儀正しくて良い子なのですが、大好きなしのの事になると、とたんに暴走してしまう猪突猛進タイプ。そして、陽子ちゃんの事が大好きな綾ちゃんは、ボケとツッコミの双方を兼ね備えた両刀使いの女の子といった具合に、それぞれがお互いに上手い具合に絡んでいて、その絶妙な人間関係が、なんとも言えない面白さを醸し出しているのです。
ちなみに、5人の中で私が一番大好きなのは小路綾ちゃんで、どこがそんなに好きかというと、基本的にお淑やかで勉強もできて真面目なんだけど、真面目すぎて逆にその場の空気をつかめずに変な言動に走っちゃうところとか、内気で意地っ張りな性格のせいで、陽子ちゃんに対するツンデレっぷりがどんどん暴走して、真っ赤になったり泣いちゃったりするところとか、はたまた、清楚な外観からは想像できないくらい乙女チックな性格をしていて、めちゃくちゃ可愛らしいところとかっ!!(絶叫)。
・・・もうですね、こうやって綾ちゃんのことを考えて書いているだけでも、たまらない気持になってくるくらい超・超大好きなのです(長々とすみません)。
最終話では、2年生への進級とともに、クラス替えでアリスちゃんはしのちゃんと、綾ちゃんは陽子ちゃんと、それぞれ別れ別れになってしまって、その続きがずっと見たいと思っていたのですが、なんと嬉しいことに続編の制作が決定してくれて(題名はハロー!!きんいろモザイクです)、これはもうファンとしては期待せずにはいられませんよね!?まだまだ続く「きんモザワールドに」に、今後も目が離せません!(波城)