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かのこん 全12話のレビュー

テレビアニメとしては、かなり肌の露出の多い(つまりエッチな)美少女アニメなのですが、だからといって淫靡な感じ等では決して無くて、あくまでも明るい健全なエロスを追及している青春ラブコメ系の作品に仕上がっていました。こういうノリの美少女アニメ、個人的には大好きですっ!

源ちずる/小山田耕太/犹守望

源ちずる/小山田耕太/犹守望

狐の妖怪で、女子高生でもある源ちずるが、一目惚れした人間の男の子、小山田耕太(おやまだこうた)に毎回フェロモン全開でアタックしまくって、その度に超奥手な彼が顔を真っ赤にして慌てふためくといった、そんな相思相愛の二人による乳繰り合いのシーンの連続が、このアニメの主な内容となっています。

途中から、狼の妖怪でポーカーフェイスな女の子、犹守望(えぞもりのぞむ)が突如乱入してきて耕太に告白しまくったり、ちずるの義理の母親である玉藻(たまも)が、娘顔負けの爆乳ボディをフルに使って彼に色目を使ってきたりするなど、物語が進むにつれて、どんどん楽しく賑やかになっていくかのこん。
お決まりのハーレム展開と言ってしまえばそれまでですが、人間の女の子ではない、ケモノの妖怪である彼女達ならではの飾らない素直な愛情表現の数々は、観ていてとても可愛らしくて、まるで大好きなご主人様にじゃれつくペットの様な(ペットなんて言ってごめんなさい)、そんな愛くるしい魅力に満ち溢れていました。

耕太を付け狙う第三者の存在が、物語の中で何度も描かれて、実際に耕太とちずるが合体して戦う場面もあったりしたのですが、結局そういった伏線は未解決のまま終わっちゃっていますので、ここは是非とも、その点を明らかにしてくれる続編の登場を大いに期待したいところです。

本当に所構わず脱ぎまくるアニメなので、視聴する際は周りの環境に気を配らないとさすがにマズイと思います(笑)。なので、その点だけはどうぞお気を付け下さい。
一見しただけだと単なるお色気アニメみたいに思えてしまうかのこんですが、実はとてもピュアで一途なラブストーリーとなっている、そんな秘めたる魅力の多い素敵な作品だと思います。(波城)

(英題:Kanokon: The Girl Who Cried Fox)8点
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