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Aチャンネル 全12話のレビュー

ナギ、るん、ユー子、そしてトオルといった、とても仲良しな女子高生4人組を中心に、葵ヶ丘高校の一年間を楽しくそして情緒たっぷりに描いている日常系美少女アニメです。

個性豊かな女の子たちが次々に繰り出すボケやツッコミ、優しさと切なさのコラボレーションは、一度観ればハマること請け合いの面白さで、私も何度もクスッとさせられたり、思わずホロッとさせられたりしました。

左から:ナギ/ユー子/トオル/るん

左から:ナギ/ユー子/トオル/るん
左から:ナギ/ユー子/トオル/るん

ユー子は、4人の中ではダントツにプロポーションが良くって、いわゆるモデル体型の「美人さん」なのですが、そういったところを全く鼻に掛けないで誰とでも素直に接することの出来る、とても純朴な女の子です。

エッチな事には全く免疫が無かったり、怖がりで涙もろかったりするなど、性格は本当に初心そのもので、身体だけがどんどん育ってしまったような、そんな外見と内面のギャップの大きさに、私はとても強く惹かれました。女の子らしい面を、とてもたくさん持っている一押しのキャラクターです。

ナギは普段は割と男っぽいというか、さっぱりした感じの子なのですが、実はかなりの「お兄ちゃん子」で、みんなと話しているときは「兄貴」と呼び捨てなのに、実際に兄がいるところでは「お兄ちゃん」と、いかにも妹らしく可愛い口調で呼びかけていて、そのギャップがたまらなく可愛く感じました。

ちなみに、眼鏡を外して髪を下すと、ユー子にも負けず劣らずの美人キャラに変貌する、隠れ美人でもあります(笑)。

るんは少し天然が入っている、4人の中ではボケキャラといった位置づけなのですが、とても素直に自分の感情を表に出せる子なので、みんなの仲を結びつける要みたいな役割を自然とこなしているように、私は見ていて感じました。彼女もまた無くてはならない女の子です。

トオルは、他の3人よりも学年が一つ下で、幼なじみのるんちゃんの事が大好きな人見知りの激しい女の子です。基本的にしっかり者で礼儀正しい子なのですが、子供体型の自分と正反対の外見をしているユー子に対しては、並々ならぬ嫉妬心を抱いたりするなど、まだまだお子様なところも多く残していて、まさにみんなのマスコット的な愛らしさ一杯の女の子でもあります。

自然と温かい気持ちになってくる、そんな独特の魅力がこのAチャンネルというアニメにはたくさん詰まっていました。定期的にふと思い出しては、何度も繰り返し観ている、私にとっての無くてはならない作品のひとつです。(波城)

(英題:A-Channel)10点

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