おくさまは女子高生 全26話のレビュー
若くて可愛いお嫁さんをゲットしたいという男の願望をモロに味あわせてくれる、新婚ラブラブな夫婦の日常を描いている作品です。本作のヒロイン・小野原麻美(17歳)は、同じ高校で物理の教師をしている市丸恭介先生と結婚している、正真正銘の新妻さん。夫のことを「旦那様」と呼んで甲斐甲斐しく尽くす麻美ちゃんの、初々しい姿が存分に楽しめる内容となっています。
小野原麻美
麻美が卒業するまで夜の夫婦関係はお預けといった、結婚前に彼女の両親に誓った誓約書を律儀に守り通そうとする真面目な先生と、本当はそんな約束なんて無視して、一日も早く旦那様に可愛がって貰いたいと願っている彼女の内心が、とても上手く表現されていると思いました。
先生の立場を考え、周囲の人たちには兄弟ということで押し通している関係上、愛しの旦那様にちょっかいを出してくる周りの女性達に、何も言えずに黙りこくってしまう彼女の健気な姿も、とても愛らしくて良かったです。
キスをせがんだり、一緒にお風呂に入りたいと言ってみたり、様々な形でスキンシップしようとするのですが、そういう時に限って近所のエロガキや父親が乱入してきてしまって、なかなか思い通りに事が運ばないといった状態が何度も繰り返されていきます。
もっと普段から、巨乳でナイスバディーな身体を強調すれば旦那なんてイチコロなのに・・・、なーんて思ったりもしましたが、まだまだ精神的に幼さの残る彼女は、自分の肉体の魅力にいまいち気が付いてないらしく、インパクトあるお色気作戦を実行することもなく、精神的な充足感だけで満足していくのです。気持ちが通じ合っているだけで、もう十分に幸せ・・・、そういって嬉しそうに微笑む彼女の笑顔に度々癒されましたっ♪
とまあ、汚れの無い二人の仲良しな様子を描いている、とても清らかなアニメなのですが、これが本作の全てではありません。アニメでは触れられる事のなかった別の一面といったものが、この「おくさまは女子高生」という作品にはあるのです。
原作漫画を読んだ事がある方ならお判りでしょうが、この作品、実は成人指定漫画も顔負けのメチャクチャ激しいエッチシーンがふんだんに盛り込まれている、とてもエロエロな物語なのです。アニメ版は、初夜を迎えないまま終わっていますので、(テレビアニメなんだから当たり前ですよね)最後まで二人のプラトニックラブが貫き通されているのですが、原作漫画では麻美ちゃんの処女喪失以降、二人が猿のように毎日ヤリまくる様子が赤裸々に描かれちゃっています。
途中から劇的な路線変更(純愛から肉欲)をした原作漫画に対しては、賛否両論さまざまな意見が存在してますが、美少女アニメのみならずアダルトアニメも大好きな私としては、是非とも本作の続編を18禁アニメとして観てみたい(それでは同じ声優さんを起用できないというのであれば、せめて15禁でお願いします!)というのが、正直な気持ちです。
・・・うーん、こんな清らかなアニメを観てこんなこと考えるなんて・・・、やっぱり不純ですかね?(波城)