機動戦士ガンダム 全43話のレビュー
もう何十年も前に初代ガンダムがTV放映されて以来、何度となく続編や外伝が製作し続けられている本シリーズ。最近では、この初代ガンダム(通称ファーストガンダム)の世界観を踏襲したガンダムSEEDが人気を博しているみたいですね。
リアルロボットアニメの金字塔として、いまだに多くのファンを抱えているガンダムについて、美少女アニメという視点からちょこっとだけ書いてみたいと思います。
放映当時まだ子供だった私は、登場キャラクターよりもガンダムやザク、グフ、ドム等といった各種モビルスーツに対して、より多くの関心を持っていました。朝早くから、ガンプラを買い求める為におもちゃ屋へ足を運んだことを、今も懐かしく思い起こせます。そんなお子様だった私ですが、主人公のアムロ・レイの鈍感振りには毎回、ヤキモキしながら見ておりました。
ひょんなことから、連邦軍の最新鋭モビルスーツ「ガンダムRX-78」のパイロットとして搭乗することになったアムロ。彼は、同じ民間人である仲間達と共に、白い木馬と呼ばれるシップに乗って、敵であるジオン軍と戦うはめになってしまうのですが、このアムロが性格的にかなり難のある人物だったのです。
いつまでもクヨクヨと思い悩んだり、周りに八つ当たりしてみたり・・・。彼には、近所に住んでいた幼馴染のフラウ・ボウという、可愛いガールフレンドがいるのですが、その彼女が優しく気遣ってくれているにも関わらず、冷たい態度をとるばかりです。
挙句の果てに、年上の女性仕官にうつつを抜かすとは、一体全体何を考えているのやら。「マチルダさ~ん!!」なんて叫んでる場合じゃないだろ、フラウのことをもっと大切にしろよ!と感情移入しまくりで画面にかじりついていました・・・。
物語の後半からは、ララアという超能力者(ニュータイプと呼称される)が出てくるようになり、アムロや宿敵のシャア・アズナブル(赤い彗星)もニュータイプとして覚醒していくことになります。これによりガンダムは難解な作品へと変貌してしまい、おかげで続編のZやZZは未だによくわかりません・・・。
最後に余談ですが、作中にてセイラさんのシャワーシーンが登場するのですが、このときスクリーンに向かって数多くたかれるカメラのフラッシュがきっかけで、18禁美少女アニメ「くりいむれもん」シリーズが製作されることになったとか。
この逸話が事実なら、ガンダムって美少女アニメのパイオニアとしても位置づけられると思うのですが・・・。(波城)