鋼鉄天使くるみ 全24話(その他にDVDシングル全4話)/二式 全12話/ZERO 全3話のレビュー
エンゼルハートを内臓された機械人形のくるみと、彼女にキスしたことでご主人様となってしまった神維仲人を中心とした萌え要素満載のアニメーション。
くるみの他にもサキ、カリンカといった鋼鉄天使が登場してきて、女性に免疫のないおとなしい仲人君はドキドキされっぱなしといった感じです。
このアニメは、キャラクターデザインがツボにはまったということもあり、見ていてとても楽しかったです。恥ずかしがる仲人君や、くるみに対して単なる姉妹愛を超えた情を募らせるサキの姿も面白いです。
カリンカ:左/サキ:中央/くるみ:右
しかしそれも、シリーズ第一期にあたる「鋼鉄天使くるみ(CDシングル含む)」までの話でした。
続く「鋼鉄天使くるみ二式」・「鋼鉄天使くるみZERO」はどちらも”鋼鉄天使くるみ”という名称は付いていますが、中身は全くの別物。ただ単にキャラクターの姿形が同じなだけで設定が全然違います。これでは続編とは言えません。
しかも、シリーズ第一期の仲人君に相当する人物が、なんと女の子になってしまっているため、このアニメの売りであるはずの「ご主人様ラブラブ」という状況がまったく生かされていないのです。これでは、萌えることなど到底不可能です。
シリーズ第一期が面白かっただけに、続編の路線変更には正直がっかりさせられました。続編は無視して、シリーズ第一期のみを存分に楽しむというのがお勧めのスタイルです。(波城)
登場キャラクター寸評
くるみ(シリーズ第一期) (4)
鋼鉄天使。女性 天然ボケで、きゃんきゃん騒がしいタイプの子。いくらなんでも頭が悪すぎでは・・・
サキ(シリーズ第一期) (6)
鋼鉄天使。女性 淑やかで恥かしがりやなタイプの子。くるみに対して、姉妹愛を超えた報われない愛情を注いでいます。
カリンカ(シリーズ第一期) (8)
鋼鉄天使。女性 元気でいじっぱりだけど、そこがまた可愛いです。鋼鉄天使三人の中では、一番の常識人です。
神維 仲人 (6)
陰陽師(見習い?)。くるみと偶然にもキスしたことにより、彼女のご主人様となった少年。気が優しくてウブな仲人にとって、くるみのラブラブアタックは刺激が強すぎ!!
神維 神人 (6)
仲人の実の兄。基本的に真面目で、陰陽師としての実力もあります。でも、くるみに迫られる仲人をみて、「うらやましい・・・」とか言ったりもします。弟思いのいいお兄さんです。