デュアル!ぱられルンルン物語 全14話のレビュー
現実の世界と平行して存在する、もうひとつの現実。そんなパラレルワールドに引き込まれてしまった主人公四加一樹の、受難?の数々を描いている作品です。
ロボットアニメということで、戦闘シーンがかなり沢山出てきますが、基本的に死者を出さないという約束のもとに行われている争いのため、どれもやや緊迫感に欠ける感じを受けました。
でもその他は相当に楽しめる内容に仕上がっているので、その点はあまり気にならないと思います。
このアニメのキャラクターは、皆生き生きとしていて魅力があります。その中でも、ヒロインの三月さんは特に光っていますので、彼女に対するレビューを記すことでレビューに代えます。
真田三月
主人公の四加一樹と同じ高校に通う先輩。学業優秀で美人、基本的には真面目で気が強い性格。
登場したころの彼女はこんな感じの人物でしたが、パラレルワールドに飛ばされて、一樹や弥生さん、Dと同じ屋根の下で暮らすようになってから急に可愛らしくなりました。
感情の起伏が激しくなり、なんというか当初よりも人間味のあふれるキャラになっていったのです。
その傾向は、パラレルワールドにおけるもう一人の自分である、ミス・ラー(羅螺 みつき)と出会うことでさらに拍車がかかります。一樹とみつきの関係にやきもちを焼いて、様々な言動をとるのですがそのひとつひとつがどれも可愛さ爆発なのです。
自分が一樹よりも年上だということと、生来の気の強さが邪魔をしてどうしても素直になれないのに、もう一人の自分、みつきは素直に一樹に対して好意を表している、それが羨ましくて仕方ないといった感じです。
あの「天地無用」シリーズに似た、一夫多妻的な雰囲気を存分に楽しめる内容です。観れば必ずはまると思います。(波城)
登場キャラクター寸評
真田三月 (10)
18歳の女子高生です。 和食料理が得意です。
羅螺みつき(ミス・ラー) (8)
中華料理が得意です。変装してミス・ラーになると、性格が180度豹変。本人は仕事だから・・・といっていますが、本当かな?
弥生=シュバエル (6)
23歳。軍人。洋食料理が得意です。戦闘による怪我の為に、髪型がいがぐり頭になってしまいました。
D (6)
無口。的をつく発言をして周囲を慌てさすことも。
真田賢 (7)
科学者。49歳。三月の父親。ユーモアのある、かっこいい中年です。
山野茜 (6)
国連査察官。38歳。真田賢を四六時中監視しています。よく喧嘩していますが、実は・・・。
四加一樹 (7)
16歳の男子高校生。人に流されやすい性格。優柔不断というわけではないけれど、鈍感であることは確か。